~「8の次」待ち、高性能を志向したボード型PC~

Windows8(8.1含む)の操作感にどうしても違和感があって避けたかったことや、「8の次」がいつ出るか分からないこと…。さらに、PC-LL750/FS6Bの縦方向の画面の狭さに不便を感じていたことから、八代目メインマシンは、Windows7で、長く使える高性能を有すること、画面が広いことが条件になりました。

六代目、七代目と、続けて「高性能・低価格の両立」を目指してきましたが、八代目は値段が少々高くても高性能であることを優先しました。こうして選んだのが、EPSON DIRECTのEndeavor PT110Eでした。
PT110E
※↑↑PT110Eに付属のPS/2キーボード・マウスに代えて別売りの無線キーボードとトラックボールを接続。自立スタンドを付けているので、画面を右90度回転させて縦長画面にもできる。

これは、「ボード型」とか「一体型」と呼ばれる形状で、省スペースタイプのデスクトップPCです。メインにかぎらず、あらゆる用途のPCで、デスクトップ型を購入したのは、2001年購入の四代目メインマシン、SONY PCV-RX52以来じつに13年半ぶりのことでした。

画面は21.5インチの横1920×縦1080ドット、いわゆるフルハイビジョンです。解像度も画面サイズも過去最大ですが、それでも極力設置スペースを節約するために一体型を選びました。さらにこの画面を右90度回転させて縦横を入れ替える(ピボット機能)ことができるスタンドも購入しました。結果的にピボット機能はあまり使いませんでしたが。

CPUはCore i7 4712MQ(標準2.3GHz、最大3.3GHz)の4コア8スレッドです。デスクトップPCですが省スペースのため、CPUはノート用を搭載しています。さらに面白いことに、デスクトップなのにバッテリーも搭載しました。数十分程度しかもちませんが、もちろん電源がないところに持ち歩くわけがなく、停電用の非常電源です。実際、近くに落雷したときに役立ちました。

エプソンダイレクトでBTOすると、他はそうでもないのになぜかストレージが非常に高価です。のちのち交換を見越して、Cドライブには小さめの256GBのSSD、Dドライブに500GBのHDDを搭載しました。
値段は、22万8000円。先代が10万円未満、先々代も13万円台だったのに対して、はるかに高価になっています。

先代で画面の狭さが最大の問題だっただけに、フルハイビジョンの広さに大満足でした。CPUも非常に満足です。デスクトップPC用に比べると同じCore i7でもノート用は速さに劣りますが、型番の末尾に「U」のつく超低電圧版だけは避けていたので、先代の「MQ」タイプにしても今回の「QM」タイプにしても十分高性能です。MQもQMも、たぶんQは「クアッドコア」、Mは「モバイル」の意味でしょう。

ただ、長く使うにつれ、予想どおりCドライブのSSD容量が不足してきました。そこでのちに500GBに、2019年には960GBのSSDに交換して大容量化します。また、先代に比べてグレードアップしていないのがメモリの容量でした。先代を使っていたとき、8GBでまったく不便を感じなかったからですが、今度はときどき使用率が90%になるなど、容量に限界を感じることがありました。使い道が同じなのにこうなったのは、画面の解像度が格段に上がったせいでメインメモリからビデオメモリに割かれる領域が増えたのかもしれません。

また、液晶画面のサイズが大きくなって視認性は向上しましたが、発色や視野角からして、性能的には「安いタイプの液晶」だと感じました。もっとも、大きいので視野角はまったく問題になりません。


さて、待ちに待った「8の次」ですが、Windows10は、個人的には「8以上7未満」の出来という感覚でした。そこでこのマシンをWindows7のサポート切れまで使い続けることとし、十分にその任を果たしましたが、いずれWindows10のマシンに買い換えることになるのは分かっていました。

そこで、とりあえずWindows10の操作に慣れるために「練習用」として、2017年に1台購入しました。東芝のdynabook Satellite B45/Bです。
dynabook_B45B正面
※↑↑dynabook Satellite B45/B。ビジネスモデルらしく非常に単純なデザイン。
dynabook_B45B上面
※↑↑天板の「TOSHIBA」ロゴは控えめになり、ヘアライン加工も施されて、飾り気こそないが昔のマシンよりもはるかにデザインセンスが向上している。向上しているというよりやっと普通になったというべきか。

Windows10マシンを必要になってから買うのではなく、わざわざ練習用に購入したのは、職場のPCがWindows10マシンに入れ換えられるからでした。初めて使う10マシンが職場のPCだと、不慣れで仕事効率がダウンしてしまいます。また、私はPCに関して職場では誰かに聞くよりも聞かれる立場で、他人の設定も手伝わなければいけないので、あらかじめ基本操作に慣れておく必要がありました。
実は、初めてのWindows7マシンとなったONKYOのC205A3を購入したタイミングも、職場のPCがWindowsXPから7に切り替わる前を狙っています。

そういう目的なので、性能的には軽いマシンで構いませんでした。CPUはCeleron Dual-Core 3855Uで、メインメモリは4GBです。ストレージも、SSDにこだわる私が500GBのHDDを選択しました。値段は約4万円。激安ではありませんが、かなり安いマシンです。

Celeronのうえに超低電圧版の「U」ですから、CPUの性能は推して知るべしという感じですが、ネット閲覧などの軽い使い道なら特に不便はありません。これでWindows10の基本操作や設定の仕方などをあるていど学習しておいたので、職場のPCが新しくなったときもすぐに自分好みの設定に調整することができ、普段の操作にも迷いませんでした。
…と、この瞬間にdynabook Satellite B45/Bの役目は早くも終わってしまったわけですが、せっかく買ったのだからサブ用途の使い道を探ろうと思っています。やや軽めなので使い道候補としてはレノボのIdeaPad G475の後継としてのセミモバイル用途ですが、やはり15.6インチノートは持ち運びに向きません。

他には今のところ、高性能を必要としない軽いソフトのインストールや、かつてのPC STATION M250Aのように「雑に使えるマシン」として、新メインマシンの負担(ドライブ領域やレジストリなど)を分散させるくらいしか思いつきません。

メインマシンのEndeavor PT110Eは現在も全く問題なく稼働しており、Windows7のサポート終了がなければまだ買い換えなかったでしょう。それならこのままWindows10に中身だけアップグレードする方法もなきにしもあらずでしたが、すでにメインマシンとして5年近く使っていて、私のPCでは「メインマシンの座の最長記録」を更新していました。長く使うという目的は十分に達成してくれました。

そういうわけで、Windows7のサポート終了を前に、Windows10の新メインPC購入を決定しました。