~しっかりしたメインマシン~

メインマシンのPCV-RX52よりも、サブマシンのPC-LL550/4Dのほうが高性能…これによって、メインマシンをより高性能なものにしたくなりました。以前、メインマシンのPC STATION M250AよりもサブのPC-LM600J62DRのほうが上回ったせいで、メインを買い換えたくなったのに似ています。

このころになると、メインマシンは自分のニーズに合わせてBTOするようになりました。高価なぶん、必要のない部分にお金をかけたくないし、欲しいところは押さえておきたいからです。また、このあたりから、「メインマシンには高性能を求め、サブマシンはコストパフォーマンスや低価格路線」という方針が固まってきました。

そして2005年の五代目メインマシンは、NECダイレクトでBTOしたノートPC、LaVie G Type Lでした。内容は、市販品のPC-LL970DDと全く同じです。値段はおよそ19万円です。
LaVieG TypeL
※↑↑故障寸前の時期に撮影したLaVie G Type L(PC-LL970DD同等)。すでにキーボードが完全に利かなくなり、外付けしている状態。それほど酷使し、史上最長期間活躍した。

CPUはPentiumM740(1.73GHz)、メインメモリ768MB、光学ドライブはDVDマルチです。DVDマルチというのは、DVD-ROM、-R、-RW、+R、+RW、-RAMに全て対応したものです。DVD+Rや+RWは今ではあまり見かけなくなった規格ですが、当時はDVD-Rや-RWと互角に競争していました。
さらに、今回もテレビチューナーと録画機能をつけました。メインマシンにノートPCを選んだのは、初代メインマシン以来のことでした。

この、PC-LL970DD同等品は、なんといっても画面がキレイでした。液晶パネルのバックライトが当時はLEDでなく蛍光灯だったので、消費電力や重量、寿命の面では劣りますが、色味や視野角では上回ります。今ではLEDバックライト液晶もキレイになりましたが、目が疲れにくいという面では、蛍光灯にかないません。

録画機能も発展し、同じMPEG2録画でも、PCV-RX52よりも小さいファイルサイズで画質は向上していました。MPEG2ですが、拡張子が.mpgでなく、見慣れない.m2pというものだったので、圧縮の仕方に独自の工夫があったのかもしれません。

スピーカーの音質はあまり良くなかったものの、私はこれを非常に気に入りました。そのため、何をやるにもこのマシンを使うようになり、私のパソコン史上で最も酷使したマシンになりました。ちょうど本格的にネットを始めた時期でもあり、良さそうなフリーソフトを次々とインストールしたり、気に入らなければアンインストールしたりしたので、ハード的な意味だけでなくソフト的な意味でも酷使しています。
これを使えば、もう性能差で今までのサブマシン(PC-LL550/4D)を使う気がなくなります。私も実家近くに戻っていたので、実家用サブマシンは必須ではなくなっていました。

この時期はWindowsVistaの発売前で、Vistaの前評判が非常に悪かったので、できるかぎりXPマシンを使い続けようとしました。そこで、モバイル兼XP環境保存用のサブマシンを翌年に購入します。条件は、将来に渡って通用するために高性能であり、高機能であり、持ち歩ける大きさであり、かつ、メインではないのであまり高価でないという厳しい条件でした。
「Vista避け」以外に明確な用途を想定しなかったので、あらゆる用途に対応でき、しかも価格を抑えるというわけです。

そこで購入したのが、SOTECのWinBook WS5000-Sでした。
WS5000-S
※↑↑SOTEC WinBook WS5000-S。細部の作りは雑だが、比較的低価格で高機能・高性能。HDDもIDEでなくSATA規格。一時期Windows7にアップグレードするが、発熱が大きくなったので、現在はXPに戻してある。

CPUはCore2 Duo T5500、メインメモリ1GBと、また性能面でメインマシンを上回りました。DVDマルチを搭載し、12.1インチ液晶です。WindowsXPですが、Vista対応保証でした。値段は約16万円。安くはありませんがスペックに比べると割のいいマシンでした。ただ、犠牲になっているのが細部の作りやデザイン性、そして何より液晶品質でした。

しかし、私の「Vistaが出たらXPが消える」という危機感は外れます。Vistaの不人気とXPのあまりの人気ぶりに、Microsoftが折れてXPのサポートを延長しました。また、酷使しているからメインマシンの故障も早いだろうという予想も外れ、タフに長く活躍します。

さらに、私は当時、宿泊の出張が多かったので、出張先に持って行く超小型PCも欲しがっていました。それにピッタリだったのが、富士通のFMV-BIBLO LOOX U50WN1でした。大容量バッテリを搭載しても690gという軽さはまさに究極のモバイルです。ただ、小ささのために画面が5.6インチと今のスマホなみに小さかったり、キーボードのキーの数が少なく配列も特殊だったりして、操作性が大いに犠牲になっていました。値段は約6万円。
LOOX U
※↑↑LOOX U。スマホなみのサイズ5.6インチ画面に合わせてかなり無理にまとめてあった。画面を裏返してタブレット形式での使用も可能。右上の四角い黒いスティックでカーソルを操作、左上のボタンが左右ボタンにあたる。画面右の金属は指紋認証。

それでも小ささと軽さは持ち運びに最適です。私は、自宅ではPC-LL970DD同等品を使い込み、出張にはLOOX Uを持って行く生活を続けました。


そして、この3台の「その後」ですが…

PC-LL970DD同等品は、使い込みすぎて速度低下が激しくなり、3年後にメインマシンから外れました。
しかしその後、Cドライブの整理をすると性能がある程度復活し、なおもサブマシンとして活躍を続けます。やがてEnterキーが言うことを聞かなくなると、テンキーを外付けしました。さらに他のキーも壊れると、外付けキーボードを使いました(上の写真はその時のものです)。
WindowsXPのサポート終了後は、ネットから切り離して利用しつづけ、ついにBIOSすら起動できなくなるまで合計10年以上もの間、放置する期間なく使いまくりました。そこまで使った何よりの理由は、やはり「画面の美しさ」です。まさに、最高に使い倒したマシンとなりました。
数多くのパソコンを買った私が、最高の1台を選ぶなら、迷わずこれを選びます。

WinBook WS5000-Sは、ずっと出番なしの状態が続きました。しかし、近距離を持ち歩けるXPマシンとして時々使い、さらには、Windows7にアップグレードします。Vista対応とのことでしたが、7でもほぼ問題なく動きました。そしてWindows7の持ち歩きマシンとして使ってきましたが、のちに別のマシンをその用途に当てたため、WS5000-SはふたたびWindowsXPに戻しています。Windows7の動作はやや無理があるらしく、発熱がすごいのです。

WS5000-Sからは内蔵HDDの規格がIDEでなくSATAなので、その後のHDD交換も容易で、今ではSSDに入れ替えています。

そして、LOOX Uですが、これだけは長くは使いませんでした。たしかに、持ち運びにこれ以上のPCはありません。でも使い心地が悪すぎました。モバイルPCの選び方は、大きさや重さと使い心地のバランスが難しいものです。