なぐものCHOTお話しブログ

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~PCとTV、ビデオを融合した一台~

サブマシンとして購入したLaVie M PC-LM600J62DRは、WindowsMeで、CPUにMobile PentiumⅢの600MHz、メインメモリ64MB、光学ドライブはCD-RWという構成で、メインマシンを上回っていました。こうなると「見劣りするメインマシン」に不満が生じ、より高性能なマシンが欲しくなります。

いろいろ迷った結果、四代目のメインマシンは、SONYのVAIO PCV-RX52V7となりました。
PCV-RX52
※↑↑譲渡直前に撮影したPCV-RX52。付属CRTディスプレイが故障したのちSAMSUNGの液晶ディスプレイに交換している。

SONYのPCV-RXシリーズはAVパソコンで、シリーズとしては最上位です。その最上位シリーズの中で、RX52は最下位モデルでした。CPUはAMD社のAthlon 1GHzで、私にとって初めてのGHzマシンです。メインメモリは標準128MBを384MBに増設、SCSIボードも加えて、画面は19インチCRTでした。光学ドライブは、DVD-ROMとCD-RWを両方、ダブルで搭載しています。上の写真では、上段がDVD-ROM、下段がCD-RWです。
値段は全部合わせて18万円ほどで、内容に比べると非常に安いレベルでした。

この安さの秘密は、WindowsXPが発売されたあとに購入した、売り切れ寸前のWindowsMeマシンだったからです。Meは私自身は気に入っていましたが、何より動作不安定のせいで世間の評判がよくありませんでした。XPが発売されたのでMeマシンは値崩れ状態となり、そこを狙ったのです。

テレビ機能内蔵で、MPEG2、またはMPEG1での録画ができました。ただ、約60GBという内蔵HDD容量から、MPEG2ではすぐに足りなくなり、MPEG1での録画のほうが実用的でした。MPEG1の画質はお世辞にも良いとは言えませんが、番組を視聴するのに最低限の画質はあります。

このPCは非常に拡張性が高く、DVD-ROMとCD-RWのほか、写真にも見えますがノートPCに使われるPCカードスロットもあり、テレビパソコンとして映像入力が2系統、出力が1系統ありました。USBのバージョンは1.1ですが、速度的にUSB2.0を超えるi.Link(IEEE1394)端子も備えていて、そこにDVD-RAMを接続して使いました。

情報漏洩防止のために仕事のデータの持ち帰りが原則禁止になったことで、これ以後のPCは純粋に趣味用途になりました。


さて、先に購入したサブマシンの12.1インチノートのPC-LM600J62DRですが、購入から半年で手放すハメに陥ります。急な事情で突然、押し買いされてしまったからです。手放す前日までは夢にも思わない事態でした。内部の個別データを削除するのが精一杯で、ゲームのアンインストールさえできませんでした。ただその代わり、私の買い値とほぼ同額の17万円で売却しました。

このマシンは、売却先で3年ほど使われますが、のちにBIOSの不良をNECが緊急告知。画面を閉じることでスリープした場合、CPUの冷却ファンが停止するのにCPU自体は停止せず、最悪の場合は故障するという話でした。しかし、私が売却先にその情報を伝える直前にすでにその原因(らしい)で故障してしまっていました。

突然サブマシンを手放した私は、さらに1万円を加えて18万円で、ひとつ上位の同じようなマシン(LaVie G Type M)をBTOで買います。WindowsMeで、CPUはMobile PentiumⅢの800MHz、メインメモリ64MB(のちに増設で192MB)、光学ドライブはDVD-ROMとCD-RWのコンボという、ワンランク上の構成です。
LaVieG TypeM
※↑↑LaVie G Type M。性能的には店頭モデルのPC-LM800J72DHと同等の構成。前のサブマシンPC-LM600J62DRも見た目はシール以外同じで、おそらく同一の筐体が使われている。

実はこのマシン、2001年12月購入で18年以上前のマシンでありながら、今でも起動できる状態で保有しています。しかもHDDが古いIDEタイプにもかかわらず、IDE接続のSSDに交換しているので非常に速くなっていて、手元に現存する最古の使用可能なPC、かつ唯一のWindowsMeのPCです。
LaVieG TypeM2020
↑↑2020年2月9日撮影の起動画面。見てのとおり液晶画面がかなり劣化しているが、使用に耐えうるレベル。それよりも危険なのはACアダプタの接触が悪くなっていることで、ちょっと触ると電源供給が切れてしまう。


メインマシンのPCV-RX52は、MOドライブや外付けHDD、外付けDVD-RAMなどを接続して、テレビを大いに見て録画もしました。購入後2年でCRTディスプレイが故障しますが、SAMSUNGの17インチ液晶(1280×1024ドット)に交換し、通算4年間、メインマシンとして活躍しました。

ただ後半は、私が実家から遠方の不便な土地に転勤したせいでLaVie G Type Mを持ち帰るのが億劫になり、実家にWindowsXPのサブマシンを購入したことから、どちらがメインでどちらがサブか分からなくなってきます。XPのほうが動作が安定しているうえ、性能も後から購入したぶん上回っていたからです。購入したのは、NECのPC-LL550/4Dで、CPUはAthlonXP1400+(1.2GHz)、メモリは256MB(のちに増設して512MB)でした。
LaVie L
※↑↑PC-LL550/4D。廉価モデルではあるがバランスが良く実用性が高かった。USBが1.1なのが最大の弱点だったが、PCカードで2.0にバージョンアップしてからはメインマシンを上回る活躍を見せる。次回で紹介する次代メインマシンの故障後は、一時期貴重なXPマシンとして復活した時期もある。

実家にこのPC-LL550/4D(約13万円)を買ったので、LaVie G Type Mは持ち運ぶ必要がなくなり、それほど使わないうちに置きっぱなしになりました。それが、いまだに動く理由かもしれません。

PCV-RX52は、購入から4年後に次のメインマシンを購入したことで完全引退。マシンとしては健全に動作する状態のまま、1年間放置されました。しかしその後、このまま使わず朽ち果てるよりはと思い、あるネット友達に譲渡し、彼のマシンとして、さらにそのあとは彼の妹のマシンとして、私の時代も通算して9年弱のあいだ稼働して寿命を終えました。

私と、ネト友さんと、その妹さん、3人の主人に最後の最後まで大切にされて、天寿をまっとうしました。

~「高く長く使う」か、「安く短く換える」か~

PC486NA/S2を放棄してから、しばらく私のPC歴には空白期間がありました。時間的にも環境的にも、それどころじゃなかったという感じです。

その後、ひと息ついてから、いよいよWindows95マシンを購入しようとしました。かつての「NEC王国」はとうに崩壊し、本家のNECが細々とPC9821シリーズを売っていましたが、もうそんな時代ではありません。

私が二代目のメインマシンとして選んだのは、富士通のFMV-DESKPOWER SⅣ207でした。
機種としてはSⅣ205に次ぐ「下から二番目」ですが、メインメモリの標準32MBを最初から64MBに倍増させたこともあり、私のPC購入歴で最も高価な、28万円を超えるマシンになりました。
もちろん、それだけ長く使うつもりでした。

CPUは、MMX Pentium200MHzです。当時のCPUの序列は、上位にPentiumⅡ、下位にMMX Pentium、廉価の一部に旧世代のDX4が残っている状態で、スペック的には「下の上」くらいでした。メモリを増やしてあるので全体的に「中の下」といったところでしょうが、それでも28万円でした。
CRT画面は17インチで、最大1280×1024ドット(SXGA)表示が可能でしたが、最大表示にするとやや負荷が重くて画面がチラつくので、実用解像度は1024×768ドット(XGA)でした。

これで性能的には十分、のはずでした。ところが、のちに仕事を持ち帰ってこれを使うようになると、3.2GBのHDD容量があっという間に逼迫しました。仕事もありますがプライベートでもデジカメを購入し、写真を保存するようになると、3.2GBなどたちまち埋まってしまいました。

当時の私に、自力で内蔵HDDを交換する度胸はありません。どうにか外部にデータを保存しようとしましたが、方法がありません。まさか1.44MBのFDDで画像の管理はできませんし、光学ドライブはCD-ROMで、書き込みできません。USBのバージョンは1.0で、外付けの記憶装置に対応していませんでした(外付け機器にデータ保存ができるようになったのはUSB1.1から)。購入時に、ISA拡張スロットにSCSIボードを増設しておけば良かったのですが、購入時にはそんな想定はありませんでした。

方法を探してやっと見つけたのが、zipドライブです(ファイル圧縮形式のzipとは無関係)。FDDを分厚くしたような感じで、1枚あたり250MBの保存ができ、しかもパラレルポート(プリンタ接続用)でデータのやりとりができます。これで一時はしのげましたが、しかしzipディスクは非常に高価で、とても数多く買う気になれませんでした。

そんなわけで、マイPC史上最高額で購入したマシンは、わずか2年で放棄するはめになりました。


PC業界の発展はすさまじい速さで進みます。高価なマシンを買っても長く使えないなら、逆に安いマシンを短いサイクルで買い換えるほうが得策だ。
そう考えて購入した第三代メインマシンが、SOTECのPC STATION M250Aでした。Windows98SEです。

特徴は何よりも安さで、11万円ほど。先代の半分以下です。CPUはCeleron500MHz。本当はPentiumⅡ500MHzが目標でしたが、安さ優先で廉価版CPUにしました。また、書き込み可能なCD-RWドライブが欲しかったところでしたが、読み込み専用のDVD-ROMで妥協。その代わり、ISAに代わる新規格のPCIスロットにSCSIボードを増設して拡張性を確保したほか、メインメモリも標準64MBを128MBに倍増させました。

安いマシンで、プレインストールされているソフトがほとんどないことや、評判の良いWindows98SEということもあって、起動も早く動作も安定して、廉価モデルとは思えない使い心地でした。CRTディスプレイやスピーカーは、先代のDESKPOWERの付属品のほうが高品質なので、そちらをつなぎました。
画像データは、SCSI接続のMOドライブに保存することにしました。

ところがすぐに安物ぶりが露呈します。

まず購入3週間で、CPUの冷却ファンが異常振動を起こし、飛行機に乗っているような騒音を立てるようになったこと。MOドライブが謎のエラー(クロスリンク)を起こし、保存していたデータの半ばが消失したこと。購入後1年で、内蔵HDDが物理的に異常をきたし、読み書きできないセクタが次々と発生したことです。やはり安物でした。

その代わり、安物だからといろいろ思い切っていじってみることもでき、スキルアップには役立ちました。CPU冷却ファンとHDDは交換し、MOについては、残ったデータを外付けHDDに移しました。どうやら問題はここまでだったようで、これだけの対策であとは見違えるような安定動作に入ります。

このころ私は自宅と実家の往復生活をしており、タワー型のPC STATION M250Aでは、実家でパソコンができません。そこで初めて、サブマシンの購入を検討するようになりました。安物は安物なりに苦労したので、サブマシンの条件は、信頼できること、高価ではないこと、持ち運べること、そしてメインマシン代替レベルの機能と性能を持つことです。

こうして購入したのが、NECのLaVie M PC-LM600J62DRでした。値段は約17万円、性能的にもメインのPC STATIONを上回るマシンです。しかしこれはあくまでもサブ用途です。持ち運び用なので、12.1インチ液晶の小型ノートPCでした。このマシンは数奇の運命に見舞われます。

PC STATION M250Aはその後、購入から約2年でメインマシンの座を譲ることになりましたが、メインを下りたあとも、サブマシンとして数年間活躍しました。安いうえにしばらく使ったマシンなので、下手をすると動作不安定を招きかねなくてメインマシンにインストールしたくない体験版などを遠慮なくどんどん入れる「乱雑に使うマシン」として非常に重宝しました。

最も高価なマシンよりも長寿命で活躍した廉価マシンとなりました。

~日本語ワープロ、そしてついに初代PCへ~

私は中学生のころから小説を書く趣味がありました。それにだんだん熱が入ってきて、大学に入る前には、地方のコンクールで賞を取ったりしていました。

何事も、熱が入ると道具を揃えたがる癖があります。小学生のころには一時期将棋に熱中し、実力もないのに立派な脚つきの将棋盤と本格的な駒を買ったことがあります。

小説に熱中し、さらに大学生になるとレポートや、将来的には卒業論文を書くことになります。そのため、私は当時まだそれほど普及していなかった日本語ワープロを欲しがりました。デスクトップ型の、富士通OASYS30SXです。
OASYS30SX
※↑↑以前、心雨に提供していただいた写真。これと同型のもの。


当時は液晶の品質がまだ低く、液晶画面では目がひどく疲れるので、CRT画面を選びました。さらに、私は日本語の横書きにまだ慣れていなかったので、縦書きで原稿用紙と同じ20文字を表示できる必要がありました。そうした条件を満たす機種がOASYS30SXでした。

購入から7年間で役目を終えるまで、小説やらレポートやら論文やら、原稿用紙換算で1万数千枚分の文章を書きまくるほど使いました。ワープロ本体が20万円ほどしましたが、熱転写プリンタなので印刷コストも高く、本体価格に負けないほどインクリボンを使ったかもしれません。


大学では、備品のPC9801VMなどをよく使いました。何に使ったかというと、ほぼ表計算(Lotus1-2-3)です。ところが、研究室に置いてあるPCは骨董品(古いのではPC9801Eなどがありましたが、記録メディアがすでに手に入らない8インチフロッピィなので誰も寄りつきませんでした)ばかりで、比較的にでもマシなPC9801VMに人気が殺到して、思うように使えませんでした。
そもそも、5インチフロッピィなんてなんで今さら使わなきゃならんのかと思いました。私が小学生のころから3.5インチがあったのに。

幸い、私のワープロには表計算機能があるので、順番待ちをせずに済む…そう思いましたが、甘い考えでした。ワープロの表計算なんて、ほとんど家計簿をつける程度の性能しかありませんでした。レポート作成に使おうとしたら、データ量が大きすぎてセルを1つ入力して再計算するまで10分待ち。しかも、メモリ不足で大きな表を作れず、2分割したりする必要がありました。レポートですらこれなのだから、来たるべき卒論で使えるシロモノではありません。

こうして、マイPC、初代メインマシンの購入となりました。

このときは、日本のPC業界を支配していた「NEC王国」の勢いにすでにかげりが見え、IBMのPC/AT互換機、いわゆるDOS/Vマシンが勢いを増しつつありました。ですが、研究室のPCがすべてNEC製品か、またはNEC互換のエプソン製品だったので、NEC系列以外に選択肢はありません。

結局、初めて購入したパソコンは、エプソンのノートパソコン、PC486NA/S2になりました。

CPUはi486SXの25MHzで、当時の下位機種としては普通よりやや上です。NECの同等機種、PC9801NS/Ri486SXの16MHzだったことを考えると高性能です。また、FDDを2機搭載していてデータコピーが早いことや、一般的にはメインメモリが640KBだった時代に1.6MBあったこと、さらにこのメインメモリを「RAMドライブ」と呼ばれる仮想FDDとして使うことで処理を大幅に高速化できるなど、トータルの性能は並以上でした。
値段は約21万円でローエンドマシンです。つまり、コストパフォーマンスにすぐれていました。

勉強にも使いましたが、それ以上にゲームに使いました。

ただ、モノクロ液晶の品質が低すぎて長時間使用に耐えなかったことから、あとで14インチカラーCRTを追加購入し、事実上のデスクトップマシンとして使うようになりました。また、40MBのHDDを購入し、オマケでついていたユーティリティソフト(MS-DOSとアプリケーションとの間で操作性を高めるソフトで、感覚的にはWindowsを簡略化したような感じ)にアプリケーションを登録することでFDDの抜き差しが不要になり、飛躍的に速度と操作性が向上しました。

PC486NA/S2は、一応、Windows3.1対応を謳っていました。しかしスペック的にはギリギリで、しかも私自身にWindows3.1を買う意志がなかったので、あくまでMS-DOS用のマシンで終わりました。さらに時代はWindows95に突入していきます。こうなるともうどうにもなりません。ハードウェア的には健全のまま、時代についていけないマシンとなって、その役割を終えることになりました。

~パソコンに憧れ、ポケコンを使う~

私はこれまで何度か、自分のPC購入歴について語ってきました。ただ、特に前回(2015年)の企画は、PC1台ずつを詳しく語りすぎて、読むのが面倒なものになりました。
そこで今回は、主にメインマシンの世代で区分して、要約してご紹介したいと思います。



私とパソコンの出会いは、なんといっても、すがやみつるの漫画『こんにちはマイコン』にありました。そこで紹介されていたNECのPC6001に憧れたのが始まりです。しかし、子供だった私に、「家庭用」とはいえ、パソコンなど手が出るはずもありません。そこで、学校で「マイコンクラブ」に入り、備品のパソコンPC6601をいじっていました。

パソコンには手が出なくとも、ポケコン(ポケット・コンピュータ)なら買える…。友人がCASIOのPB100を持っていたのを見て、私が初めて購入した「コンピュータ」と名のつくもの、それがCASIOのPB200でした。買い値で1万1000円くらいだったと思います。友人のPB100も、増設パックと呼ばれる拡張RAMを入れていたので、内容はPB200と全く同等でした。
PB200について書いてる人のブログ↓↓)
https://www.asari.jp/diary/archives/007280.html

今のPCのイメージと違い、BASICという言語で自分でプログラムを作って実行させる機械です。12文字×1行だけの画面で、グラフィック機能はなく、英数字と記号の表示のみで、プログラムに使える文字数は1568文字しかありません。しかし、その1文字もムダにしないよう節約して、小さな画面と文字だけでゲームを自作することに熱中しました。友人と2人で共同制作したり、雑誌に載っているゲームのプログラムを打ち込んだりしました。

こんなに小さな画面ながら、工夫をすればアクションゲームも作れます。実際私も、レーシングゲームやシューティングゲームを作りました。

ちなみに、ボタン型電池が切れると、すべての内容がぶっとんでしまいます。当時はまだ、通電しなくても記録を保持できるフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)が使われていなかったので、電池寿命(およそ数ヶ月)で中身が消し飛び、プログラムを全部打ち直していました。


ゲーム作りに慣れてくると、だんだん、この小さな画面の制約を超えてみたくなりました。そこで今度は3万円ほど出して、SHARPのPC1350という上位機種(正式には「ポータブル・コンピュータ」と称した)を購入しました。

PB200が12文字×1行だったのに対し、PC1350は24文字×4行と大幅に画面が広くなっています。また、横150×縦32ドットの画面の中で、「GPRINT」というコマンドを使って簡易的な絵を描く機能もありました。

しかし私にとってPC1350は期待ハズレに終わりました。たしかに大画面で多機能ではありますが、CPUの性能が機能に追いつかずに、PB200よりもはるかに処理速度が劣っていたのです…。PC1350の性能では、アクション系のゲームはまず作れませんでした。

一方で、学校のパソコン(かなり年代物の富士通FM7)で鋭意制作していた学習用プログラムも、事故で消失しました。全500行以上(10ずつの行番号で5000番以上)の力作を失った落胆は大きく、私はそれから長いこと、コンピュータ趣味を失いました。


数年後、そんな私が久々に出会ったのが、PC1490Uという理工系学生用のポケコンです(正式にはポータブル・コンピュータ)。
これは、40文字×4行、240×32ドットとさらに大画面化されており、加えてCPUも高速化していたので、性能・機能とも十分でした。普段は単4電池で駆動し、電池交換の時はボタン型電池に通電を切り換えることにより、せっかくの記録内容が消し飛ばない仕様になっています。

ただ惜しむらくは、私自身がすでにプログラミングへの熱意を以前ほど持っていなかったので、それほど活用しないまま終わりました。


パソコンに手の出なかった時代から、こうして私はポケコンに親しんでいました。もっとも、本物のパソコンを持つようになってからは、自分でプログラミングをすることはなくなりました。プログラミングという意味では、最初のPB200のときに、ほぼ燃え尽きた感があります。

※あくまで私個人の意見です。人によって考え方が違うかもしれません。

間もなくWindows7のサポートが切れるので、もう多くの人はWindows8以降を使っていると思います。
とはいえ、XP以来の人気OSだったWindows7。XPのサポート終了時ほどではないでしょうが、まだ買い換えはこれから…という人も残っているでしょう。
そこで、南雲の独断による「Windows10 PC購入ガイド」です。
購入目的はいろいろあるでしょうが、ここではあくまで「メインマシンとしての購入」を前提にしてお話しします。

■デスクトップか、ノートか
まずはPCの基本形態から。設置スペースが限られているなら、ノート一択です。しかし、設置スペースが限られていても、すでにディスプレイを持っている人なら、超小型デスクトップも選択肢に入ります。

最近のデスクトップには本当にミニサイズがあって、本体の設置スペースだけを考えるなら、ノートより小さいデスクトップもあります。そんなに小さなマシンでも、性能や拡張性は十分です。すでにディスプレイを持っているなら、「これ以上のスペースがないからノート」と決めつけずに、ミニサイズのデスクトップも考えてみましょう。
ただし、いくらミニサイズと言っても「スティックPC」はメインとしてはダメです。

ノートの場合は画面のサイズが限られます。メイン用のPCでは、15.6インチが標準になります。
画面の必要サイズを考えるには、解像度との兼ね合いを避けて通れません。どれだけの解像度が必要かというと、「これから買うPC」である以上は多少は未来のことを考えなければいけませんから、1920×1080ドット(フルHD)は欲しい。今なら、それより多少低解像度でも不便はありませんが、今後のアプリは1920×1080という画面を標準として開発されるようになるでしょう。なので、それだけあるほうが望ましい。

解像度が高いと、それに見合った画面サイズが必要になります。今のノートPCの標準である15.6インチというのは、解像度が1366×768ドットだった時代の標準です。もっと古いことを言えば、解像度が1024×768ドット(XGA)だったころの画面サイズが標準で15.1インチだったのを引き継いでいます。その後、解像度ははるかに高くなったのに、画面のサイズはそのままです。

今は、昔よりも「文字のサイズ」が大きくなっているので単純比較はできませんが、使用感としても、15.6インチで1920×1080ドットは、「表示が小さすぎる」と感じます。読めるからといって油断は禁物。文字表示が小さいと、知らず知らずに目が画面に近づいてしまうので、目にもよくありません。

一定程度の距離を保っても読みやすい、ということを考えると、スペースの問題さえなければデスクトップが望ましい。でなければ、私のように17.3インチのノートを選ぶか…。15.6インチで1920×1080のノートを使っている人も大勢いますが、目のことを考えると望ましい選択とは言えません。15.6インチなら、今は不便はないので1920×1080表示ができても1600×900くらいに解像度を落としたほうがいいと思います(私は職場のPCではそうしています)。

■CPUはどれくらい必要か
私は個人的なこだわりでCPUのパワーを気にしますが、実用的にはそれほど気にする必要はありません。もちろん、何に使うか次第で、3Dゲームやら動画編集やらをするなら、Core i7が欲しいです。とはいえ、そういう使い道ならCPUよりもグラフィックボードを選ぶべきでしょう。

ネットを閲覧したりYoutubeを見たり、動画ファイルを見るだけだったり、編集も音声ファイルだけだったり、WordやExcelなど特別に負荷の大きくないアプリを使ったりする程度なら、CPUはCeleronでも特に支障はありません。でも、少し余裕をもたせてCore i3くらいあったほうが望ましいでしょう。

Windows10は、基本的にそんなにCPUパワーを必要としません。かつてWindows Vistaの時、当時のCPUでは対応できないような重さで猛批判を浴びたことから、それ以降、MicrosoftはOSが重くなりすぎないように気を遣っています。

■メモリはどれくらい必要か
1GBでも動かないことはありませんが、まず想定されていません。2GBでも動きますが、不十分です。メインとして使うなら、最低4GBは欲しいところです。望ましいレベルを言えば8GBです。

ノートPCや、デスクトップPCでも専用グラフィックボードを搭載していないマシンでは、ビデオメモリがメインメモリから割かれることになります。どれくらい割かれるかはPCが自動的に割り振りますが、解像度が高くなればなるほど、多くのビデオメモリを必要とします。

上に、将来を考えると解像度は1920×1080ドット欲しいと書きました。「4GBで十分」と言われていたWindows7の登場時は、解像度の標準が1366×768ドットでした。その時代よりも今は多くのビデオメモリを必要とするので、そのぶんメインメモリが減ってしまいます。

それを考えると、メインマシンとして使うなら最低ラインが4GBで、望ましいレベルは8GBでしょう。もちろん、16GBあれば快適ですが、ぜいたくを言えばCPUにしてもその他にしてもキリがありませんからね。

■ストレージは…?
もしもストレージにHDDを選ぶなら、大きさを気にする必要はありません。HDD搭載マシンなら、少なくとも500GBはあるでしょうし、それだけあれば大丈夫だからです。

しかしHDDは正直言ってのろいです。CPUがいくら高性能でも、メモリをどれだけ大きくしようとも、HDDが足を引っ張って、すべての動作が重くなります。「快適なマシンにはSSDが必須」です。

起動ドライブ(Cドライブ)には是非ともSSDが必要ですが、SSDの場合は大きさの問題があります。一部の廉価マシンには32GBもありますが、絶対にやめるべきです。これではWindows10の更新もままなりません。64GBあれば、Windowsの更新はどうにかなりますが、アプリをインストールしていくとすぐに不足するのが見え見えだし、データファイルはUSBメモリや外付けHDDに保存するのが前提です。

32GBや64GBのマシンは根本的にメインマシン向きではなく、どんな弊害が起きるか分かっている人があくまでサブマシンとして選ぶためのものです。

つまり最低でも128GBは必要です。128GBあれば、すぐには困らないでしょう。しかし、メインで長く使っていると、ゆくゆく容量不足に直面することが目に見えています。データならUSBメモリや外付けHDDに移動できますが、アプリは内蔵ドライブにしかインストールできません。
そこで、私は256GBを「最低ライン」に設定します。推奨は、500GB前後です。ただ、たとえば256GBのSSDとは別にもう一台のHDDなどを内蔵していれば大丈夫でしょう。

SSDは値段が高いので、容量と値段の兼ね合いに悩むことがあります。ただ、最近ではかなり安くなってきているので、大きめを用意して後悔はありません。のちのち交換するつもりなら小さいものを買っておいて、将来もっと低価格化してから交換するのもアリですが、最初からそれくらいの計画で買う人はそもそも私のアドバイスは必要ない人でしょう。

■光学ドライブ
CDとかDVDとかBDとかを使うドライブを「光学ドライブ」といいます。データの保存や、オリジナルCDやDVD(普通のプレーヤーで音楽を聴いたり普通のテレビでビデオを見たり)の作成にも使いますが、むしろ一番出番の多いケースは、アプリのインストールでしょう。

オリジナルCDやDVDを作成するなら必要ですが、そうでなければ、本体には無くても困りません。データ保存ならUSBメモリや外付けHDDのほうがはるかに使いやすいし、アプリのインストールも、今ではUSBメモリから可能になっているからです。

ただ、全てのアプリがUSBやネットワークからインストールできるわけではないので、必要になる場面も高確率で出てきます。ドライブの種類は、どうしてもBDが必要なケースはオリジナルBDを作るかBDのビデオを視聴する場合しかないので、BDなしの「DVDマルチドライブ」があれば十分です。
書き込み機能のない「DVD-ROMドライブ」でも問題ありませんが、書き込み機能があっても無くても今では価格の差がないので、同じ値段なら書き込めないDVD-ROMを選ぶ理由がありません。

使う場面が少ないので、PC本体に内蔵している必要はありませんが、外付けでいいので用意すべきでしょう。

■USB
今や必須なのがUSBです。USBのバージョンについては、今の時代、よっぽどバカでなければUSB3.0以上がついているので、気にする必要はありません。でも一応、もしもUSB2.0しかないという事態にならないよう、確認はすべきです。
ちなみにUSB2.0でも実は大して困らなかったりしますが、USB3.0と理論値で10倍の速度差がありますし、3.0が無いからといって安いわけでもないので、3.0以上があることを一応確認しておきましょう。

バージョンの話をすると、USB3.0と、USB3.1(Gen1)の性能は同じです。USB3.1(Gen2)は理論値でその2倍の速度です。よく、誇らしげに「USB3.1搭載!」とか書いてある場合がありますが、その多くはむしろGen1で、3.0と同じですから騙されないようにしましょう。

もっとも、3.0でも十分です。ようは、3.1だから3.0より上だと勘違いさせようとしている宣伝が多いということです。

次にタイプの話をしますと、主に「タイプA」と「タイプC」があります(Bはどこに消えたのかというと、Bはパソコン本体側についてることが少ないので省略します)。チラシなどの説明に何も書いていなければまず「タイプA」でしょう。USBと聞いて最初に思い浮かぶ、普通のUSBメモリなどの挿し口が、タイプAです。
タイプCというのは、より小型かつ多機能な発展型です。タイプBのミニとか、iPhoneのLightningと同じような大きさです。機能については、搭載しているPCによってさまざまですが、タイプAよりも大容量の給電ができることがメリットのひとつです。

タイプCは、将来を考えるとあったほうがいいですが、なくても今買うPCの範囲なら困らないと思います。

USBはいくつ必要かという「数」の問題があります。数が足りなければUSBハブで増やせばいいとも言えますが、最初からついている数を基本に考えましょう。デスクトップPCで不足することは考えづらいですが、ノートPCの場合は考えどころです。

マウスをUSBで接続するなら、それも含めて最低3つ、できれば4つ欲しいです。マウスをBluetoothで接続するならそのぶん空きますが、Bluetoothのマウスは割高だし、USBの無線マウスのほうが使いやすいです。1つのマウスを複数のPCで共有するならBluetoothですが、そのつもりがなければUSBがラクです。

やはりメインPCならUSBは最低でも3つ、できれば4つでしょう。それ以上必要なら、ハブで増やせばいいですし。

■その他の拡張性
今ではほとんどの周辺機器がUSBで使えるので、その他は何もなくても困りません。ただ、あったほうが便利なのがSDカードスロットです。無ければ外付け品を別に買うことになるので、最初からあるほうがベター。

デスクトップPCの場合、外付けディスプレイと接続しなければなりませんが、古いディスプレイを使う場合には要注意です。新しければ、HDMIで接続するのが一番でしょう。ただ古いディスプレイにはアナログのD-Sub15ピン接続しかできなかったり、デジタルでもDVIしか対応していなかったりします。

その場合、パソコンがそれに対応している必要があります。HDMI出力と、ディスプレイ側がDVI入力なら、デジタル接続同士なので変換ケーブルでどうにかなると思いますが、ディスプレイ側がアナログだけでPCがデジタルだけの場合はかなり面倒くさくなります。

はっきり言えば、ディスプレイ接続云々でPCを選ぶべきではないと思います。ディスプレイがアナログでしか接続できないなら、そのディスプレイを買い換えるほうが普通だと思います。

最近では、USBタイプCでディスプレイに接続できる場合があります。ただ、ディスプレイ側がUSBタイプCに対応していて、PC本体側にUSBタイプCが装備されていても、そのPC側のタイプCコネクタが映像出力に対応していないケースも多いので、USBタイプCを使う場合は要確認です。

要するに、デスクトップPCとディスプレイの接続は、HDMIにしておけば間違いないし、今はそれが主流なのでそれにしておくのが無難です。

その他、無線LANはインターネットに必要なので大抵付いていると思いますが、有線LAN(RJ-45)も「あったほうがいい」です。無線はときどき接続が不安定になることがあるので、有線接続もできるほうがベターです。ただ、有線LANが内蔵されていなくても、必要ならUSBで外付け可能なので、必須とは言いません。
今はUSBさえあればどうにかなるという便利な時代になりました。その代わり、光学ドライブやSDカードスロット、マウスに有線LANと、あれもこれもUSBで片付けようとすると、当然USBの数が必要になります。

■総括
性能も機能も、上を見ればキリがありません。上を見れば当然高くなります。そこで最後に、メインマシンとしての最低ラインと、最低ではないが欲しい推奨ラインとをまとめます。

画面の解像度
最低1600×900 推奨1920×1050

画面のサイズ
最低15.6インチ 推奨17.3インチ以上

CPU
最低 Celeron 推奨 Core i3以上※(下記参照)

メモリ
最低4GB 推奨8GB

ストレージ 
CドライブのHDDは対象外
SSD 最低256GB 推奨500GB前後、または256GB+Dドライブ用のHDD

光学ドライブ
最低 無し(ただし外付けは必要) 推奨 DVDマルチ

USBコネクタ
USB2.0しか無いのは対象外、最低1つはUSB3.0以上
最低3つ 推奨4つ タイプCはあったほうがよいがあまり気にしなくてもいい

その他の拡張性
内蔵または外付けでSDカードスロット必須
無線LAN必須、内蔵または外付けで有線LAN推奨
Bluetoothはなくてもいい
デスクトップPCの場合、HDMI出力が無いことは考えられないが、ディスプレイ側にHDMI入力ができること

※CPUのタイプにはいろいろあるが、メインPCとして使うならCore i3以上推奨。
ただしCPUの型番の末尾が「U」で終わるタイプ(Core i3 ○○○○Uなど)は省電力優先で性能がかなり低い。バッテリーでなくコンセントにつないで使う前提なら、なるべく避けたほうがいい。とはいえノートPCの大半がこのタイプではある。

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