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~「8の次」待ち、高性能を志向したボード型PC~

Windows8(8.1含む)の操作感にどうしても違和感があって避けたかったことや、「8の次」がいつ出るか分からないこと…。さらに、PC-LL750/FS6Bの縦方向の画面の狭さに不便を感じていたことから、八代目メインマシンは、Windows7で、長く使える高性能を有すること、画面が広いことが条件になりました。

六代目、七代目と、続けて「高性能・低価格の両立」を目指してきましたが、八代目は値段が少々高くても高性能であることを優先しました。こうして選んだのが、EPSON DIRECTのEndeavor PT110Eでした。
PT110E
※↑↑PT110Eに付属のPS/2キーボード・マウスに代えて別売りの無線キーボードとトラックボールを接続。自立スタンドを付けているので、画面を右90度回転させて縦長画面にもできる。

これは、「ボード型」とか「一体型」と呼ばれる形状で、省スペースタイプのデスクトップPCです。メインにかぎらず、あらゆる用途のPCで、デスクトップ型を購入したのは、2001年購入の四代目メインマシン、SONY PCV-RX52以来じつに13年半ぶりのことでした。

画面は21.5インチの横1920×縦1080ドット、いわゆるフルハイビジョンです。解像度も画面サイズも過去最大ですが、それでも極力設置スペースを節約するために一体型を選びました。さらにこの画面を右90度回転させて縦横を入れ替える(ピボット機能)ことができるスタンドも購入しました。結果的にピボット機能はあまり使いませんでしたが。

CPUはCore i7 4712MQ(標準2.3GHz、最大3.3GHz)の4コア8スレッドです。デスクトップPCですが省スペースのため、CPUはノート用を搭載しています。さらに面白いことに、デスクトップなのにバッテリーも搭載しました。数十分程度しかもちませんが、もちろん電源がないところに持ち歩くわけがなく、停電用の非常電源です。実際、近くに落雷したときに役立ちました。

エプソンダイレクトでBTOすると、他はそうでもないのになぜかストレージが非常に高価です。のちのち交換を見越して、Cドライブには小さめの256GBのSSD、Dドライブに500GBのHDDを搭載しました。
値段は、22万8000円。先代が10万円未満、先々代も13万円台だったのに対して、はるかに高価になっています。

先代で画面の狭さが最大の問題だっただけに、フルハイビジョンの広さに大満足でした。CPUも非常に満足です。デスクトップPC用に比べると同じCore i7でもノート用は速さに劣りますが、型番の末尾に「U」のつく超低電圧版だけは避けていたので、先代の「MQ」タイプにしても今回の「QM」タイプにしても十分高性能です。MQもQMも、たぶんQは「クアッドコア」、Mは「モバイル」の意味でしょう。

ただ、長く使うにつれ、予想どおりCドライブのSSD容量が不足してきました。そこでのちに500GBに、2019年には960GBのSSDに交換して大容量化します。また、先代に比べてグレードアップしていないのがメモリの容量でした。先代を使っていたとき、8GBでまったく不便を感じなかったからですが、今度はときどき使用率が90%になるなど、容量に限界を感じることがありました。使い道が同じなのにこうなったのは、画面の解像度が格段に上がったせいでメインメモリからビデオメモリに割かれる領域が増えたのかもしれません。

また、液晶画面のサイズが大きくなって視認性は向上しましたが、発色や視野角からして、性能的には「安いタイプの液晶」だと感じました。もっとも、大きいので視野角はまったく問題になりません。


さて、待ちに待った「8の次」ですが、Windows10は、個人的には「8以上7未満」の出来という感覚でした。そこでこのマシンをWindows7のサポート切れまで使い続けることとし、十分にその任を果たしましたが、いずれWindows10のマシンに買い換えることになるのは分かっていました。

そこで、とりあえずWindows10の操作に慣れるために「練習用」として、2017年に1台購入しました。東芝のdynabook Satellite B45/Bです。
dynabook_B45B正面
※↑↑dynabook Satellite B45/B。ビジネスモデルらしく非常に単純なデザイン。
dynabook_B45B上面
※↑↑天板の「TOSHIBA」ロゴは控えめになり、ヘアライン加工も施されて、飾り気こそないが昔のマシンよりもはるかにデザインセンスが向上している。向上しているというよりやっと普通になったというべきか。

Windows10マシンを必要になってから買うのではなく、わざわざ練習用に購入したのは、職場のPCがWindows10マシンに入れ換えられるからでした。初めて使う10マシンが職場のPCだと、不慣れで仕事効率がダウンしてしまいます。また、私はPCに関して職場では誰かに聞くよりも聞かれる立場で、他人の設定も手伝わなければいけないので、あらかじめ基本操作に慣れておく必要がありました。
実は、初めてのWindows7マシンとなったONKYOのC205A3を購入したタイミングも、職場のPCがWindowsXPから7に切り替わる前を狙っています。

そういう目的なので、性能的には軽いマシンで構いませんでした。CPUはCeleron Dual-Core 3855Uで、メインメモリは4GBです。ストレージも、SSDにこだわる私が500GBのHDDを選択しました。値段は約4万円。激安ではありませんが、かなり安いマシンです。

Celeronのうえに超低電圧版の「U」ですから、CPUの性能は推して知るべしという感じですが、ネット閲覧などの軽い使い道なら特に不便はありません。これでWindows10の基本操作や設定の仕方などをあるていど学習しておいたので、職場のPCが新しくなったときもすぐに自分好みの設定に調整することができ、普段の操作にも迷いませんでした。
…と、この瞬間にdynabook Satellite B45/Bの役目は早くも終わってしまったわけですが、せっかく買ったのだからサブ用途の使い道を探ろうと思っています。やや軽めなので使い道候補としてはレノボのIdeaPad G475の後継としてのセミモバイル用途ですが、やはり15.6インチノートは持ち運びに向きません。

他には今のところ、高性能を必要としない軽いソフトのインストールや、かつてのPC STATION M250Aのように「雑に使えるマシン」として、新メインマシンの負担(ドライブ領域やレジストリなど)を分散させるくらいしか思いつきません。

メインマシンのEndeavor PT110Eは現在も全く問題なく稼働しており、Windows7のサポート終了がなければまだ買い換えなかったでしょう。それならこのままWindows10に中身だけアップグレードする方法もなきにしもあらずでしたが、すでにメインマシンとして5年近く使っていて、私のPCでは「メインマシンの座の最長記録」を更新していました。長く使うという目的は十分に達成してくれました。

そういうわけで、Windows7のサポート終了を前に、Windows10の新メインPC購入を決定しました。

新型コロナ対策で、安倍総理が全国一斉休校を決めました。
休校を強制するわけではないので、自治体によっては、休校開始日をずらしたり、休校しなかったりもあるようですが、基本的には「全国一斉休校」です。

ただし、保育園は対象外。このことに疑問を持っている人がたくさんいます。
なぜそんなことになるのか、私なりに理由を考えてみました。
(※記事中では「保育園」と書きますが、正しくは「保育所」です)


ネットを見ていると、「なぜ保育園は開くのか」と、当の保育士さん方も疑問を持っている方が見受けられます。
学校は文部科学省の所管で、保育園は厚生労働省の所管。…とはいえ、タテ割り行政でも、総理大臣はどっちも含めた全体のトップだから、「総理の決断」ならその気になれば両方休みにできるはず。
子どもの集団感染を防ぐという目的なら、学校も保育園も状況は変わらないはず…です。

なぜ保育園だけ?

それは「そもそも保育園とは何か」を考えると、答えが出てきます。

保育園は「児童福祉施設」です。いやそんな種別は関係ないだろ、と思うかもしれませんが、この意味は大きい。なぜなら、保育園はもともと「保育に欠ける児童」を預かる施設だからです。
幼稚園との違いは、幼稚園は学校(義務教育じゃない)です。幼稚園は、親が幼児教育を受けさせたいときに子どもを入園させます。だから、延長はあるにせよ本来は半日保育だし、夏休みや冬休み、春休みがあります。保育に欠けていない子どもが入る学校だからです。

でも保育園は保育に欠ける子どもの施設です。「保育に欠ける」とはどういうことか…というと、基本的には、共働き家庭であったり、ひとり親家庭であったりして、親が昼間家にいることができないので、その間子どもを預けるわけです。

ですので、このコロナ問題で親が仕事を休めるようになった場合、保育に欠けなくなるわけですから、子どもを保育園に預ける必要がなくなります。でも、多くの親はそうはいきません。

もしも保育園を一斉に閉めてしまったら、赤ちゃんや幼児が朝から夕方まで独り、という事態が発生します。

また、保育園の役割には別の側面もあります。

「児童養護施設」というものがあります。これは、虐待や保護者の病気その他もろもろの事情で、子どもを育てる大人が誰もいない(あるいは不適切な)場合に、子どもがそこで暮らすための施設です。これは入所施設ですから、子どもは完全にそこで暮らしています。

児童養護施設を閉めることができないのは、分かりやすいでしょう。閉めたら、子どもは「家」をなくしてしまいます。閉められるわけがありません。

保育園はそれと違って通所施設ですから、子どもの「家」は自宅がちゃんとあります。しかし、保育園には、「児童養護施設の通所バージョン」的な使われ方もあります。

最近よく聞く言葉に「待機児童」というものがあります。保育園に入れようとしても、満員で入れずに順番待ち状態になったり、門前払いになったりする子どものことです。その子たちは、「保育に欠ける」という保育園に入る条件は満たしているのに、人数的な問題で入れない状態にあります。

保育に欠けているのに保育園に入れないのだから、深刻な事態です。だから大きな社会問題になっています。

では、保育園に入れる子と入れない子、その差はどこから来るのでしょうか。「保育に欠ける」と一言に言っても、家庭状況はさまざまですから、欠けている程度の違いがあります。誰を入れて誰を入れないかを決めているのは市町村です。市町村は、家庭状況を調査して、どれくらい保育に欠けているかを点数化して、その点数の高い順に優先順位をつけて保育園に入れています。

つまり、特に待機児童の多い地域では、「それでも保育園に入れた子」というのは、それだけ激しく切羽詰まって保育に欠けている状態といえます。

保育園の中には、「夜間保育園」というものがあります。

大体、普通の保育園は、延長保育を利用しても最大で朝の7時半から夜の7時半までとか、それくらいの時間が限度です。ところが「夜間保育園」は、夜10時以降まで子どもを預かっています。私の知っている例では午前2時まで預かります。もし、朝の7時半から夜中の2時までフルで子どもを預けていたら、限りなくそこに住んでいる状態に近くなります。

また、保育園には虐待を受けていた子も多数入っています。
児童養護施設のように、完全に保護者から切り離してそこに住み込む必要まではないものの、相当な時間は家庭から離しておかなければ安全が保てない状態にある子で、最優先レベルで保育園に入る子です。

保育園を全国一斉休園させたらどうなるでしょうか。

コロナウィルス以前に、多くの子どもが生命の危険に晒される可能性があります。
ひとつの保育園が休園するとかなら、別の保育園に分散させてフォローする方法も考えられます。でも、保育園の全国一斉休園はどう考えても不可能なのです。


今回、もうひとつ閉めないものに、学童保育があります。

保育園は、小学校入学前の子どもが対象です。では、上のような事情でどうしても保護者が昼間育てられない状況にある子は、保育園を卒園してしまったらどうなるのでしょうか。その受け皿になり得るのが学童保育です。

ただ、学童の場合は市町村が優先順位をつけて入所決定するわけではないので、受け皿となることはできても、そのまま「小学生用の保育園」というわけではありません。
保育園の代わりを完全に果たせるような小学生用の施設は無いのが現状です。

それでも、学童保育は、特に授業が早く終わる低学年の子どもを、放課後預かる場所として、保育園と共通する機能を持っています。小学校は義務教育なのでどんな家庭の子も(病気や不登校の場合はともかく)全員来る前提ですが、学童保育は需要のある子だけが来ます。その中には、保育園で優先順位の高かった子も当然含まれています。

それを考えると、学童保育を全国一斉閉鎖するのも、一部の子にはそれ自体がコロナウィルスよりも危険な状況を産んでしまいます。

単純化して言えば、一斉休校は「教育をストップする」ことであり、保育園や学童の休園は「生活をストップする」ことです。実際には休校したら教育と一緒に生活もストップしてしまうので、そのバックアップとして、学童保育はストップできないということになります。


コロナウィルスの集団感染を防ぐためには、何もかも閉めてしまうのが一番なのは当然ですが…。保育園や学童保育を全部閉めてしまうことは、それ自体が子どもの生命をおびやかす、という判断があったのでしょう。

もちろん、小中高を一斉休校させるだけでも、社会的に大きな混乱を産みます。

コロナウィルスと、それ以外の要因とを、どの程度に評価してどれくらいの処置をするのかは最終的には政治判断です。ウィルスの危険性の判断は医学的問題ですが、医学と教育と福祉とその他の問題まで含めて、どこまでの処置をとるのが最善かを判断できる「専門家」はいないので、最終的には総責任者が政治判断をするしかありません。

今回のレベルの処置が正しいのかどうかは、結果を見て検証するまでは誰にも分からないでしょう。

~高性能とコストパフォーマンスを両立したWin7マシン~

FMV-BIBLO NF/A70Nは、やや動作不安定ながらもメインマシンの役割を4年果たしました。そうして今度こそ動作が不安定化した時に、七代目のメインマシンを購入しました。すでにWindows7の時代で、世間でもWin7は好評でした。
買ったのはNEC LaVie L PC-LL750/FS6Bです。五代目と六代目のメインマシンはともにネットでBTOしましたが、これは久々の店頭購入マシンでした。前回の最後に紹介した「最後のWindowsXPマシン」、東芝dynabook Satellite L35を購入してわずか2週間後でしたが、型落ちして品切れ寸前を狙ったのでこのタイミングでの購入となりました。
LaVie LL750FS6B
※↑↑PC-LL750/FS6B。アイソレーションキーボードが打ちやすい。第二世代Core i7に8GBメモリ、750GBのHDD、拡張性はUSB3.0搭載など充実。これで10万円を切った。

CPUはCore i7 2670QM(標準2.2GHz、最大3.1GHz)で、メインメモリは8GBです。型落ちと言っても、新製品はCPUのクロックがほんのわずか上がっただけで、内容はほとんど変わっていませんでした。なのに型落ちということで値段が下がっていて9万3000円で、先代メインマシンを超える最高の「高性能・お買い得」を実現しました。
私の購入した中で、メインマシンとしては最安値です。

ただ、この時はすでに液晶のバックライトが完全にLEDになっていたので、蛍光灯製品よりも薄型軽量でバッテリ消費が少ない代わりに色の美しさはかなりダウンしています。目の疲れも激しくなっていました。LEDは「補色関係」にある青色と黄色を混ぜて白色を作っていて、さらに点光源であるため、蛍光灯よりも目が疲れます。それに色具合も、技術的に蛍光灯ほど長い歴史の中で完成された白色ではないので、白ではあっても太陽光に近い色具合ではありません。

一方で、ボディーには高級感がありアイソレーションキーボードも打ちやすく、肝心の性能も十分でした。難点を言えばやはり画面になり、横1366×縦768ドットの16:9画面で、縦方向に狭いことです。先代のBIBLO NF/A70Nは1280×800の16:10画面でした。縦方向はわずか32ドット差ですが、意外と大きく感じました。
そこで、タスクバーのサイズを縮めましたがそれでも足りず、結局、横幅が余っていることを利用して、タスクバーをWindows8のチャームのように右に配置するという変則的な画面にしました。


メインマシンが整備されると、次はモバイルです。前回紹介したONKYO C205A3が、性能を度外視しすぎたせいでネット閲覧にすら不便があったので、今度は「最低限の性能を持つ、安くて軽量なネットブック」を目標にしました。そうして購入したのが、lenovo IdeaPad S110 206925Jでした。レノボはとにかく安かったんですよね。
S110a
※↑↑IdeaPad S110。G475をそのまま縮めたようなデザイン。ネットブックにしては十分に打ちやすいキーボードを備え、性能も必要最低限はあった。私のPC史上最安マシンだが大活躍した。

CPUはAtom N2600(1.60GHz)で、Atomながらデュアルコアです。メモリは最低限の1GB。ストレージはSSDではなくHDDの320GBで、容量は十分、動作も起動に少し時間がかかる程度で、一度起動してしまえば気になるほど重くありませんでした。値段は2万2000円という超格安ぶりで、重量は1.1kgと、C205A3の960gよりやや重くなりました。バッテリ部分が分厚いことや、電源コードが極太で重いことを加えれば、モバイル性はやや落ちています。

性能は決して褒められたものではありませんが、使える範囲内だし、値段とサイズ(10.1インチ画面)を考えるとキーボードの打ちやすさが何より秀逸でした。
ただ、タッチパッドの右端をなぞって画面をスクロールしようとしたり、カーソルを動かすためにパッドに触れたのさえ、タップと誤認識されてしまいました。これには困って、コントロールパネルでパッドのタップ機能を停止しました。パッドを使う時には左ボタンのクリックでなくタップで選択する習慣だった私には、ちょっと痛い問題でした。

しかし、快適とは言えなくとも使える内容で2万2000円ですから文句は全くありません。思いっきり持ち歩きました。モバイルマシンは、価格、性能、機能、使い心地、持ち運びやすさのどこかで必ず我慢しなければならない部分が出てくるわけで、このマシンは総合的に最も我慢の少なくて済むマシンでした。使える範囲であれば多少のことは「安いから」で許せますし。
このマシンを使わなくなったのは、私が仕事で宿泊出張しなくなったのでこれほどのモバイル性が必要なくなったからです。かわりに、お蔵入りしていた14インチ画面のIdeaPad G475を、セミモバイル的に使うようになりました。


メインマシンのPC-LL750/FS6Bは、動作は安定していたものの、購入からわずか1年で急激に動きが重くなってきました。まさかもう買い換えるつもりはないので、内蔵されていたHDDをSSDに交換しました。すると見違えるように高速化し、それ以後の私は次々と手持ちのマシンをSSD化します。ただ、lenovoのIdeaPad S110は安さが魅力なのでSSDにお金をかけたくなかったこと、IdeaPad G475は原因不明ですがSSDをBIOSが認識できなかったことで、HDDのままです。

PC-LL750/FS6Bは性能十分、動作も安定して、SSDで高速化もできましたが、やはり縦768ドットが狭く感じました。Core i7マシンとはいえ高い買い物ではなかったので、それほど執着はありません。そこで、メインマシンの目安としている3年をめどに買い換えることにしました。
3年使ったことに加えて、Windows8を避けて通りたかったので、Windows7製品にあるていど広い選択肢があるうちに買い換えを実行したい、と思いました。

そのころはWindows10の話はまだ出ていませんでしたが、「8の次」に期待を寄せて、Windows7にこだわって購入したのが、2015年初頭でした。

~上級CPUへのこだわり~

結果的には過去最高の長寿になったPC-LL970DD同等品が3年でメインマシンの座を譲ったのは、酷使(特にフリーソフトのインストールとアンインストールの繰り返し)のあまりに処理速度が激しく低下したからでした。レジストリのクリーンナップなど、各種の高速化ソフトもあまり効果がなくなりました。それより前に、売られている新製品はWindowsVistaになっていましたが、評判最悪のVistaを嫌って「買える時期」がくるまで我慢していました。

買える時期…というのは、VistaにSP(サービスパック)1が出るまでです。SPというのは、機能を追加したり不具合を修正したりするマイナーバージョンアップ版です。Vistaは当初「完成度がベータ版以下」といわれる状態だったので、SP1が出たらそれが修正されて動作が安定すると考えました。

そして、SP1が出て、さらに少し待って「型落ちの上位機種」を狙いました。それが、六代目メインマシンの、富士通FMV-BIBLO NF/A70Nでした。
FMVBIBLO NFA70N
※↑↑FMV-BIBLO NF/A70N。私の買った「ノートPC」の中で最も重く4kgを超える。そのぶん堂々とした姿で、高性能を求めたのでVistaも難なく使いこなせた。液晶の画質も最高だが、内蔵スピーカーの音質はノートPCにしてもひどく残念。

Vistaはとにかく動作が重いことで有名でした。それでも快適さを保つには、高性能でないといけません。しかし高性能にすると高価になります。そこで、型落ち品を狙いました。

CPUはCore2 Duo T9300(2.50GHz)で、メインメモリは4GBです。ノートPC用ではありますが、9000番台というのはCPUの型番としては最上位シリーズでした。WindowsVistaは32ビット版です。この当時はまだソフトウェアも32ビット用が主流だったので、OSだけ64ビットを買うとかえって不便だと判断しました。そして、32ビットのOSでは、3GBまでしかメモリを認識できません。3GBというメモリの選択肢は無いので、4GBを購入しました。32ビットOSとしては最大容量です。

さらに、1GBのターボメモリというものを追加しました。これは、HDDの読み書き(主に読み込み)を高速化するためのキャッシュメモリです。高性能を目指すことで、Vistaの最大限の「重さ対策」をしました。その結果、Vistaも特に重く感じず、体感ではXPとほとんど同じでした。

ここまで豪華装備で、値段は約13万円。すごくお買い得でした。


ところで、出張用のFMV-LOOX Uですが、持ち運びには最高でも、やはり小さすぎる画面と省略されすぎたキーボードで使い心地が悪く、もう少し大きくて普通っぽいものが欲しくなりました。使い道は、ネットの閲覧やYouTubeの視聴などに限定されるので、性能は度外視で安さ優先です。

その観点で選んだのが、当時人気だった「ネットブック」というジャンルのONKYO C205A3でした。
ONKYOというのは音響機器メーカーとしては老舗ですが、PCについては、SOTECを吸収して参入しました。つまり「旧SOTEC製」です。
C205A3
※↑↑ONKYO C205A3。閉じると光沢純白、開くと黒、サイドに赤いラインというセンスの良いデザインだが、Windows7を使うには性能が不足しすぎた。まだXPのサポートが延長されていたので、これがXPマシンなら快適だろうに…と思わずにいられない。

画面はネットブック主流の10.1インチ、OSはWindows7 Starterで、私にとって初のWin7マシンでした。「Starter」は、同時に開けるウィンドウが3つまで、壁紙の変更ができないなどの機能制限付きバージョンで、非力なCPUでも動く仕様です。CPUはまさに非力で、Atom N270(1.60GHz)という、Atomの中でも初期型です。メモリも1GBと最低限でした。重さは960g。

ネット閲覧程度には支障のない画面サイズと、小さめながら標準的な配列のキーボード、それに私はデザインが気に入りました。外観は光沢の白、開くと黒、サイドに赤いラインが入っています。ボディーは薄くてフラットなのでスタイルも良く、鞄にも入れやすい形状でした。よく見ると作りそのものは雑な部分もありますが、パッと見には高級感があります。値段は2万7000円という激安でした。
ストレージが32GBのSSDで、SSDを使うことで非力なCPUをカバーしていますが、容量が小さすぎるので常に16GB(のちに32GB)のSDカードを挿入して、データエリアにしました。

ところが、予想以上に非力で、ネット閲覧にも支障があるほどでした…。MP3の音楽すら、ときどき音飛びするほどです。WindowsXPならこの性能でも良かったでしょうが、Windows7だと、OSそのものを動かすので精一杯でした。


メインのFMV-BIBLO NF/A70Nも、最初は快適でしたが、Vistaのせいか2008年の購入から2年で不安定化します。動作の重さは性能で克服できても、頻発するフリーズに加えて3日に1回はブルースクリーンが出る始末で、いつ死ぬかわかりません。しかしまだメインマシンの交代はしたくなかったので、いざという時に困らないよう、ワンポイントリリーフ用のマシンを選びました。

これを急いで買った理由のひとつに、東日本大震災がありました。大震災で物流が停滞する可能性を考え、物流網が生活必需品優先に割り振られたら、必需品でないパソコンが入荷しなくなる可能性があると考えました(実際にはそういう現象は起きなかった)。

あくまでワンポイントですから安さ優先です。メインマシンの選定には時間がかかるので、つなぎのためのマシンです。とはいえ、メインの代理なので十分な機能性も必要です。性能面では妥協しても、まったくの度外視はできません。厳しい条件ですが、あっさり決まって飛びついたのが、lenovo IdeaPad G475 436022Jでした。3万2000円という安さで、メインマシンのリリーフが可能です。
G475
※↑↑IdeaPad G475。メインマシンのリリーフとして買ったものの出番なく…と思ったら、後から大いに出番が訪れた幸運PC。目立つ特徴や飾り気はないが、必要な部分を押さえてある。Win7サポート終了まで活躍。

画面が14インチとやや小さく、CPUはAMD Dual Core E-350(1.60GHz)という低価格モノですが、一応デュアルコアだし、AMD製なのでintel製品に比べるとグラフィック性能が重視されています。メインメモリは2GBで、小さいが許容レベル。OSはWindows7 Homeの32ビットです。

lenovoはIBMのPC部門を吸収したせいか、キーボードが非常に打ちやすくできていました(もともとIBMはキーボードが打ちやすいことで有名だった)。性能面でやや我慢があったり、液晶の色味に少し偏りがあって調整したものの、DVDマルチドライブを装備し、格安で十分な機能をそなえていて満足できました。これほどコスパの良いマシンはないというくらいでした。

ところが、この代替マシンを買った直後に、なぜか何もしていないのにメインマシンのBIBLO NF/A70Nが安定を取り戻します。ブルースクーリーンも出なくなり、フリーズもほとんどなくなりました。そうなっては代替の出番はなく、買ったとたんに不要になるという不運に見舞われました(のちに復活する幸運が訪れます)。


ところで、時代はすでにWindows7です。Windows7は完成度が高く人気がありましたが、私にとっては、まだWindowsXPを捨てられませんでした。XPマシンをできるだけ長く持ち続けたいことから、店頭でもネットでも新品がほとんど消えた最終期、2012年になって、私は「最後のXPマシン」を購入します。

ビジネスモデルの、東芝dynabook Satellite L35 220C/HDです。値段は約5万5000円。性能が低いわりに高価ですが、これはXPマシンにプレミアがついたのか、やや価格上昇した結果でした。
SatelliteXP
※↑↑dynabook Satellite L35。「メインXPマシン」として、現在も現役で使っている。飾り気は最初から求めていないが、天板の巨大なTOSHIBAロゴはパソコンそのものが広告じゃないかと思うほど無粋。

CPUはCeleron900(2.2GHz)のシングルコア、メモリは1GBと絶対値としてのスペックは低いですが、なにしろ動かすのがWindowsXPなので、これでも非常にハイスペックです。
ビジネスモデルなので野暮ったい代わりに堅牢性は抜群で、また、ちょっとでも揺れたらHDDへのアクセスを停止して保護します。画面も地味ながらLEDバックライトでも蛍光灯のように目が疲れにくく(デフォルトでブルーライトが低減されている?でもその割に発色が偏っていない)、目立たないところがしっかりしている堅実モデルです。本体も必要以上に分厚くできていますが、見た目よりも頑丈さと排熱を優先したデザインであることがうかがえます。
ただ、天板のど真ん中を占める巨大なTOSHIBAロゴだけはやめてほしいレベルで、「質実剛健」という印象すらわざわざぶち壊して、みっともない状態になっています。


最後に、今回紹介したマシンのその後をまとめておくと…

メインマシンのFMV-BIBLO NF/A70Nは、結局購入から4年後の2012年に限界を迎え、次のメインマシンにその座を譲りました。私の新規購入の目安が3年なので、結果的には長くがんばったことになります。
メインの座をおりてからは、Windows7にアップグレードして、動作が安定しました。ドライバの非対応で指紋認証やターボメモリは使えなくなりましたが、Vistaより動作の軽い7はかえって快適に動きます。ただ、重量4kg超とノートPCとしては重く、「サブマシンとしての使い道」には恵まれませんでした。蛍光灯バックライトの液晶はLaVie LL970DDに匹敵する美しさで、使わずにいるのは惜しい存在でありながら使わずにいます。

モバイルのONKYO C205A3は、デザインが非常に気に入っていたのに性能があまりにも不足して、短命なまま次回紹介するマシンにその座を奪われます。

買ったとたんに出番を失ったメイン代替のIdeaPad G475ですが、思わぬ復活をとげました。私の出張ラッシュがなくなり、ときどき近場に持って行く用途のPCが必要になってくると、ひとまわり小ぶりのボディーがちょうどよく、しかもひととおりの動作をこなしてくれるのでとたんに脚光を浴びました。2011年購入でお蔵入りでしたが、2014年あたりから急に目立って「サブマシン化」します。結局、2020年1月にWindows7のサポートが終了するまで活躍しました。性能こそ最低限ですが、活躍の度合いに値段の安さを考慮すると、私のPC歴で最高のコストパフォーマンスマシンになりました。

最後に東芝dynabook Satellite L35ですが、現在、XP用ソフトのために完全に現役です。2012年購入で間もなく8年ですが、全く不具合がありません。あと数年は使えそうで、「XP環境の最終保存」の役割、見事に果たしてくれています。
XPマシンなら、NECのPC-LL550/4Dも動きますが動作が不安定だし、SOTECのWinBook WS5000-Sも使えますが作りが雑で画面もよくないので、やはりdynabook Satellite L35が最良です。

~しっかりしたメインマシン~

メインマシンのPCV-RX52よりも、サブマシンのPC-LL550/4Dのほうが高性能…これによって、メインマシンをより高性能なものにしたくなりました。以前、メインマシンのPC STATION M250AよりもサブのPC-LM600J62DRのほうが上回ったせいで、メインを買い換えたくなったのに似ています。

このころになると、メインマシンは自分のニーズに合わせてBTOするようになりました。高価なぶん、必要のない部分にお金をかけたくないし、欲しいところは押さえておきたいからです。また、このあたりから、「メインマシンには高性能を求め、サブマシンはコストパフォーマンスや低価格路線」という方針が固まってきました。

そして2005年の五代目メインマシンは、NECダイレクトでBTOしたノートPC、LaVie G Type Lでした。内容は、市販品のPC-LL970DDと全く同じです。値段はおよそ19万円です。
LaVieG TypeL
※↑↑故障寸前の時期に撮影したLaVie G Type L(PC-LL970DD同等)。すでにキーボードが完全に利かなくなり、外付けしている状態。それほど酷使し、史上最長期間活躍した。

CPUはPentiumM740(1.73GHz)、メインメモリ768MB、光学ドライブはDVDマルチです。DVDマルチというのは、DVD-ROM、-R、-RW、+R、+RW、-RAMに全て対応したものです。DVD+Rや+RWは今ではあまり見かけなくなった規格ですが、当時はDVD-Rや-RWと互角に競争していました。
さらに、今回もテレビチューナーと録画機能をつけました。メインマシンにノートPCを選んだのは、初代メインマシン以来のことでした。

この、PC-LL970DD同等品は、なんといっても画面がキレイでした。液晶パネルのバックライトが当時はLEDでなく蛍光灯だったので、消費電力や重量、寿命の面では劣りますが、色味や視野角では上回ります。今ではLEDバックライト液晶もキレイになりましたが、目が疲れにくいという面では、蛍光灯にかないません。

録画機能も発展し、同じMPEG2録画でも、PCV-RX52よりも小さいファイルサイズで画質は向上していました。MPEG2ですが、拡張子が.mpgでなく、見慣れない.m2pというものだったので、圧縮の仕方に独自の工夫があったのかもしれません。

スピーカーの音質はあまり良くなかったものの、私はこれを非常に気に入りました。そのため、何をやるにもこのマシンを使うようになり、私のパソコン史上で最も酷使したマシンになりました。ちょうど本格的にネットを始めた時期でもあり、良さそうなフリーソフトを次々とインストールしたり、気に入らなければアンインストールしたりしたので、ハード的な意味だけでなくソフト的な意味でも酷使しています。
これを使えば、もう性能差で今までのサブマシン(PC-LL550/4D)を使う気がなくなります。私も実家近くに戻っていたので、実家用サブマシンは必須ではなくなっていました。

この時期はWindowsVistaの発売前で、Vistaの前評判が非常に悪かったので、できるかぎりXPマシンを使い続けようとしました。そこで、モバイル兼XP環境保存用のサブマシンを翌年に購入します。条件は、将来に渡って通用するために高性能であり、高機能であり、持ち歩ける大きさであり、かつ、メインではないのであまり高価でないという厳しい条件でした。
「Vista避け」以外に明確な用途を想定しなかったので、あらゆる用途に対応でき、しかも価格を抑えるというわけです。

そこで購入したのが、SOTECのWinBook WS5000-Sでした。
WS5000-S
※↑↑SOTEC WinBook WS5000-S。細部の作りは雑だが、比較的低価格で高機能・高性能。HDDもIDEでなくSATA規格。一時期Windows7にアップグレードするが、発熱が大きくなったので、現在はXPに戻してある。

CPUはCore2 Duo T5500、メインメモリ1GBと、また性能面でメインマシンを上回りました。DVDマルチを搭載し、12.1インチ液晶です。WindowsXPですが、Vista対応保証でした。値段は約16万円。安くはありませんがスペックに比べると割のいいマシンでした。ただ、犠牲になっているのが細部の作りやデザイン性、そして何より液晶品質でした。

しかし、私の「Vistaが出たらXPが消える」という危機感は外れます。Vistaの不人気とXPのあまりの人気ぶりに、Microsoftが折れてXPのサポートを延長しました。また、酷使しているからメインマシンの故障も早いだろうという予想も外れ、タフに長く活躍します。

さらに、私は当時、宿泊の出張が多かったので、出張先に持って行く超小型PCも欲しがっていました。それにピッタリだったのが、富士通のFMV-BIBLO LOOX U50WN1でした。大容量バッテリを搭載しても690gという軽さはまさに究極のモバイルです。ただ、小ささのために画面が5.6インチと今のスマホなみに小さかったり、キーボードのキーの数が少なく配列も特殊だったりして、操作性が大いに犠牲になっていました。値段は約6万円。
LOOX U
※↑↑LOOX U。スマホなみのサイズ5.6インチ画面に合わせてかなり無理にまとめてあった。画面を裏返してタブレット形式での使用も可能。右上の四角い黒いスティックでカーソルを操作、左上のボタンが左右ボタンにあたる。画面右の金属は指紋認証。

それでも小ささと軽さは持ち運びに最適です。私は、自宅ではPC-LL970DD同等品を使い込み、出張にはLOOX Uを持って行く生活を続けました。


そして、この3台の「その後」ですが…

PC-LL970DD同等品は、使い込みすぎて速度低下が激しくなり、3年後にメインマシンから外れました。
しかしその後、Cドライブの整理をすると性能がある程度復活し、なおもサブマシンとして活躍を続けます。やがてEnterキーが言うことを聞かなくなると、テンキーを外付けしました。さらに他のキーも壊れると、外付けキーボードを使いました(上の写真はその時のものです)。
WindowsXPのサポート終了後は、ネットから切り離して利用しつづけ、ついにBIOSすら起動できなくなるまで合計10年以上もの間、放置する期間なく使いまくりました。そこまで使った何よりの理由は、やはり「画面の美しさ」です。まさに、最高に使い倒したマシンとなりました。
数多くのパソコンを買った私が、最高の1台を選ぶなら、迷わずこれを選びます。

WinBook WS5000-Sは、ずっと出番なしの状態が続きました。しかし、近距離を持ち歩けるXPマシンとして時々使い、さらには、Windows7にアップグレードします。Vista対応とのことでしたが、7でもほぼ問題なく動きました。そしてWindows7の持ち歩きマシンとして使ってきましたが、のちに別のマシンをその用途に当てたため、WS5000-SはふたたびWindowsXPに戻しています。Windows7の動作はやや無理があるらしく、発熱がすごいのです。

WS5000-Sからは内蔵HDDの規格がIDEでなくSATAなので、その後のHDD交換も容易で、今ではSSDに入れ替えています。

そして、LOOX Uですが、これだけは長くは使いませんでした。たしかに、持ち運びにこれ以上のPCはありません。でも使い心地が悪すぎました。モバイルPCの選び方は、大きさや重さと使い心地のバランスが難しいものです。

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