なぐものCHOTお話しブログ

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※経済対策は非常に難しく、専門家の間でもさまざまな意見があります。ここで述べるのはあくまで私見で、異なる意見の方がいることも承知しています。


現在、コロナウイルスの感染が世界的に広がっていて、日本もその例外ではありません。
今のところ欧米に比べるとよく抑え切れている…とは言っても、東京で急拡大のきざしが見えるなど、日本がいつ欧米のような状態になってもおかしくありません。

その被害で最も心配なのは言うまでもなく健康に関するものですが、二番目に心配されるものとしては経済への影響があるでしょう。


以前から私は、あちこちで、経済対策はG7プラス中国の8か国が、連携して巨大なインパクトを与える必要があると言っています。中国を加える理由はもちろん、政治問題とは別に中国の経済規模を考えると、連携できるのとできないのとでは大違いだからです。
今の状況では、残念ながら米中の対立のほうが目立っていて、連携できているようには見えません。

一方、日米は比較的連携できているような気がします。アメリカの巨大経済対策(日本の一般会計の総予算の2倍もぶち上げるとはさすがデカい)と、日本の対策とがタイミング的に合致できたこともあって、日経平均もいくらか持ち直しました。
とは言っても、根本的な原因であるコロナが広がるかぎり、どんな経済対策もすぐに打ち消されてしまいますが。

日本では総額30兆円以上の対策をするとか。規模はアメリカの7分の1ですが、日本としては必死の金額でしょう。ただ、金額を先に出していても、中身はこれからです。とにかく急いで総額を出して、時間のかかる詰めの作業は後からです。

経済には、実体の部分と心理的な部分があります。誰でも知っていることですが、ネットを見ていると、案外理解されていないことが多いようです。

経済はお金が回らないといけません。実際に回っているお金の部分、それが実体です。でも経済はそれだけでなく、未来の予測が、現在の状態に影響します。悪い未来が想像されるときは将来に備えて支出を減らし、そのせいで経済が停滞し、実体も悪化します。明るい未来が見えるときは気前よくお金を使うことになり、それが実体の景気も良くします。楽観や悲観という心理が、良くも悪くも実体を動かし、予測を的中させる方向に作用します。

コロナの場合は、実体も心理も両方とも大打撃を与えているので、深刻な状況にあります。

巨大な経済対策の金額をぶち上げただけで株価が持ち直すのは、心理的に好影響を与えたからです。しかし実体のない心は簡単に変わってしまうので、コロナが予想を超えてひどくなったり、経済対策の中身が期待ハズレだったりしたら、すぐに冷え込んでしまいます。

そこで対策の中身が重要になるわけですが、打撃が実体と心理の両方に激しく及んでいる以上、対策も実体と心理の両面を下支えする必要があります。


とにかく、まず緊急なのは、目の前の国民生活を守ることです。

なにしろ、コロナ抑制という最重要課題のために、旅行やイベントの自粛を求めるという、経済的にはマイナスの対策をあえて実行せざるをえません。短期間なら持ちこたえられても、長期化すれば体力の弱い会社から次々と倒産する危険があります。しかも困ったことに、確実に長期化しそうな情勢です。

「今日明日」がなければ1年後も2年後もないわけですから、目下緊急なのは、今の生活を守ることです。

国は今、給付金などの「実弾」を計画しています。最もスピーディーな対策です。ただこれも詳細が詰められていなくて、所得制限を設けるのか設けないのか、現金なのか商品券なのか、議論が分かれています。

これは景気対策なのか生活保障なのか…どっちを目的にするかによってやり方も変わるでしょう。ただ、実弾をばらまくという即効性を考えると、まずは当面の生活保障が優先の対策と思われます。

生活保障なら、富裕層にばらまいても意味がありません。また、金額的にも、生活の苦しい人にとって大きな金額でも、豊かな人にとっては相対的に小さく見えます。明日の生活も見えない人にとって10万円は当面安心出来る大きな金額ですが、年収3000万円の人が3010万円になったって大して変わりはありません。

つまり、富裕層に10万円配っても、もともと生活に困っていないうえに、消費の動機付けにもならないので景気刺激の効果も期待できないわけです。一方、生活困窮者は、生活必需品も買い控えています。場合によっては食べ物さえ「食い控え」しています。そういう人たちに渡れば、必要なものを買うようになるので、生活保障と同時に消費だっていくらか伸びるわけです。

金持ちの麻生大臣が、「富裕層に配っても貯蓄に回るだけだから所得制限を」と言っているのは的を射ています。たぶん本人が金持ちだから、「オレが10万円受け取ってもそこらへんにポイして何も変わらねえよ」(←麻生さんの声でこのセリフを想像してみるとすごくリアルな金持ちの本音になりますよ)ってのがよく分かっているんだと思います。

むしろ、「低所得者に限定したら生活費になるだけだから消費は変わらない」とか「お金のある人に配ってこそプラスアルファの消費に回る」という意見のほうが、よっぽど的外れです。低所得者に限定すれば、生活費に回るのはたしかです。しかし、生活費だからこそ、お金がなくて我慢していたものが買えるようになることで、消費が増えます。生活必需品の購入費になるから消費全体は変わらないという人は、生活に困っている人の状況を知らない人です。
そして、実弾支給というスピード感が重要な政策ですから、のんびり商品券を刷っている余裕はありません。当然、現金給付すべきです。

また、お金のある人に配ったら、プラスアルファの消費になるでしょうか?

今はコロナ対策で、お金のあるなしに関わらず、娯楽を抑え込んでいます。ネット通販なら買いやすいでしょうが、とにかく、今は娯楽の選択肢に強力な制限をかけている状態です。10万円あれば旅行にいきたいと思っている人は、10万円もらっても「今はやめておこう」になる(もらったから行こう、になると感染対策上困ります)ので、「あとで使おう」と貯蓄になってしまいます。
たとえ来年、コロナがおさまっていても、「去年の10万円で遊ぼう!」には大してなりません。プラスアルファの消費というのは、現金を受け取った時のハイテンションに乗るから消費に回るものです。一度貯蓄という形で塩漬けされたら、もはやそう簡単に消費に回ってくれません。

今は消費行動自体を抑え込んでいます。消費行動を抑えながら、消費行動を促す対策をとっても効果が相殺されて意味がありません。つまり今は、実体経済の悪化は嫌でも受け入れなければならないのです。ただ、第一に経済が悪化しても生活が破壊されないようにすること、第二に経済の悪化の幅を最小限にとどめる政策が必要です。

第一に関しては、生活保障を手厚くすることです。現金給付もその文脈を中心に考えるべきでしょう。第二については、はっきり言えば実体は絶対に悪くなる。その悪化幅を最小限に抑えるなら、「コロナが過ぎ去れば経済も戻ってくれる」という楽観論に心理を導くことです。心が楽観になれば、実体の悪化も最小限に防げるし、心が悲観に転べば実体もコロナの影響以上に悪化します。

30兆円の対策費用は、生活が維持できるという「安心感」(根本的な不安はコロナそのものを抑えるしかない)と、「コロナさえ終われば…」という「希望」で経済的パニックを防ぐことに使うべきです。もちろん、諸悪の根源であるコロナを抑えるための対策費用が何より優先ですが、こればかりは、お金をかければかけるほど治療法が早く見つかるというわけにはいきません。


また、株価対策も重要になります。

株を持たない人に株価は関係ないかといえば、そんなことはありません。株価が急落すれば企業の資金繰りが悪化して倒産やリストラや給与減になります。もちろん自営業も、受注は減るし小売りの売り上げも減ります。ですから、株価対策というのは非常に重要なわけですが、株価ほどパニックに陥りやすいものはないんですよね。一度パニックを起こすと、「売りが売りを呼ぶ」底なしになります。

アベノミクスで株価が上昇したときは、そのわりに庶民の生活は豊かになりませんでした。しかし、理不尽なようですが、株価が急落したときは庶民の生活を直撃します。企業はいつだってシッポから先に切り捨てます。


一方、景気対策で消費減税を主張する人が多数いますが、これはとんでもない誤りです。むしろ経済的に自殺行為になります。順を追って説明しましょう。

第一に、減税には準備期間が必要です。「○月○日から消費税が減ります!」と予告したら、そのとたんに猛烈な買い控え現象が起きて、実体経済の悪化が一気に加速します。増税前に駆け込み需要増が起きるのと反対の現象です。誰が減税の1~2か月前に家やら車を買いますか。安くなるのを待つに決まっています。

第二に、減税が実施されたとしても、コロナ対策で消費そのものを抑制させる効果のある強力な政策をとっている最中なのだから、消費は伸びません。もしも伸びたら、それはコロナ対策で旅行やイベントなどの娯楽制限をしているものをぶち壊すことになります。要するに、二律背反の政策を同時に行うことになり、双方とも失敗に帰して共倒れになります。強力な鎮静剤と強力な興奮剤を同時に投与するようなものです。

第三に、減税は必然的に国の税収を減らします。つまり、あらゆる対策に必要な資金がなくなることを意味します。やるなら国債の増発しかありません。第二のところでコロナ対策と景気刺激が共倒れになるうえに、財政まで苦しくなります。

第四に、減税実施後には、第一で起きた「買い控え」の反動での需要増が期待できるかもしれませんが、そうはいかない危険性も大です。なぜなら、第一段階の買い控えのマイナス効果で、減税実施まで持ちこたえられない企業の倒産・リストラ・給与減が進むからです。つまり減税が実施されたときには、国民の購買力が買い控え段階で低下してしまっているので、買い控えていた分の反動買い戻しすら期待できなくなっています。

こうしたことから、消費減税は、景気にプラス効果どころか致命傷になることすら予測されます。
消費税が下がればそのぶん値段が安くなるという単純思考で実行したら、ただでさえコロナで大打撃の経済がいよいよ崩壊に向かうだけです。崩壊しなくても、安くなるから助かるという安易な結果にはなりません。


ところで、「コロナさえ終われば」という希望が実体の悪化を抑えると言いましたが、ものすごい巨費を投じるわけですから、心理や実体の悪化のブレーキというだけでなく、このさい本当に「希望」につながる分野に投下してほしいものです。
そのへんは私は多くは語れませんが、たとえば燃料電池とか自動運転車のように、次世代の日本の強みを生み出せるような分野です。再生可能エネルギーもいいでしょう。これだけの巨費ですから、見境なくジャブジャブ投じるのではなく、今こそ成長分野を強力に援助すべきでしょう。

コロナで苦しんでいるのは、世界共通です。しかし、ここをうまく乗り切るかどうかで、「コロナ後」の勢力図が変わります。中国が近年こんなに躍進できたのも、リーマンショックを比較的うまく乗り切ったからです。リーマンショック自体は中国も含めて世界的な経済危機でしたが、うまく乗り切ったことで、「リーマン後」に躍進できました。国力というものは相対的に決まりますから、災いの影響が相対的に小さく終われば、災いが終わったあとで福に転じることも可能なわけです。


日本の、コロナとの勝負はこれからが本番です。

~「最後のウィンドウズ」10、長期的視点で~

私の「Windows10嫌い」はかなり徹底していましたが、Macにでも乗り換えないかぎり避けて通れません。そしてMicrosoftは、10発売にあたって「最後のWindows」と宣言しました。10は、半年ごとのメジャーバージョンアップで内容を刷新していくタイプです。Microsoftの言うことが本当なら、Windows10は長く使われるOSになるはずで、これが終了するときは次には根本的に異なる「何か」が出てくることになります。

ともあれ、Windows10は息の長いOSになることが確実視され、OSが変わることでPCを買い換える必要に迫られることはしばらくないことが見込めます。

それならば今度も、価格よりも性能重視で購入しようと考えました。これまで考えてきたメインPCの入れ換えサイクル3年を、Endeavor PT110Eなみに5年にのばす計画です。

私はまず、ミニマムサイズのデスクトップPCを考えました。ノートを考えなかったのは、職場の新PCが15.6インチノートでフルハイビジョンですが、文字があまりに小さくて視認性が悪かったからです。それで職場のPCはあえて解像度を落として使っています。

ところが、私が選んだのは結局ノートPCでした。富士通のLIFEBOOK WN1/D2です。
LIFEBOOK_WN1D2
※↑↑LIFEBOOK WN1/D2。液晶は17.3インチと大きめで、色はシルバーに近いが「シャンパンゴールド」である。

これはノートPCでフルハイビジョン(横1920×縦1080ドット)ですが、画面サイズが17.3インチで、ひとまわり大きくなっています。PT110Eの21.5インチよりはずっと小さいですが、ノートなので近くから画面を見ることになり、17.3インチあれば足りると判断しました。

また、BTOの内容は、Windows10ProでなくHomeであること以外は、ほとんど最高スペックを選択しました。

CPUはCore i7 9750H(標準2.6GHz、最高4.5GHz)の6コア12スレッドです。メインメモリはずっと16GBを予定していましたが、思ったほど価格差がなかったので、最大値の32GB搭載。ややオーバースペックかと思うほどにしました。ストレージは、CドライブにPCIeSSDの500GB、DドライブにHDDの1TBです。その代わり、ずっとメインマシンには必ずプレインストールさせてきたMicrosoft Officeをやめて、互換ソフトのWPS Officeにすることでコストダウンをはかりました。
LIFEBOOK_WN1D2キーボード
※↑↑キーボードとパームレストを「一枚で成形すること」にこだわるような、デザインへのこだわりがある。普段メインマシンにブラックを選ぶ私も、今回はあえてゴールドに魅せられた。
LIFEBOOK_WN1D2キーボード拡大
※↑↑キーの拡大図。キーボードとパームレストが一体であることに加え、キートップの下が透明になっている。富士通に限らず、高級感を醸し出す時にこうした透明キーが使われる。

そもそも、仕事を持ち帰れない(というか自宅のPCで使ったメモリを職場のPCに挿すことが禁止)ので職場との「完全互換性」を保つ必要がありません。それでも従来Microsoft Officeを使ってきたのはメインマシンのステータスのために過ぎません。合理的には互換ソフトで十分でした。
値段は約23万1000円で、PT110Eを超えて、歴代2位の高価格です。

今までPCといえばまずブラック、そうでなければホワイトを選んできた色も、ゴールドを選択。今回ばかりは重厚感よりも高級感を優先しました。ただこれは限りなくシルバーに近いゴールドで、アルミニウム製なのでミニコンポにあるような色感覚です。BTOによってはテレビ機能も選択できるとあって(私は選択していませんが)、液晶も美しく見えます。ただ、光沢液晶のうえバックライトがPCとしては明るすぎるので、盛大に明るさを落として使うことになりました。

光沢液晶は美しく見えるかわりに目が疲れます。それは事前にわかっていたことですが、テレビ視聴のためか高輝度の状態に液晶が最適化されているらしく、輝度を落とせば色が崩れるという思わぬ落とし穴がありました。私の使用目的では光沢よりも目が疲れないことが優先なので、ブルーライトカットのフィルタでノングレアを選んで光沢をなくしています。しかし、輝度を下げると色バランスが保てず、テレビ向けの「明るく鮮やかな画面」がアダになってPCとしては画質低下になっています。

これがデスクトップPCの大きな画面なら、テレビとして使う場合もPCとして使う場合も、目と画面の距離が遠くなるので、高輝度に最適化されていても問題ないでしょう。しかし、白色光に強力なブルーライトを含むLEDをバックライトにして、遠距離から見るテレビ視聴と、近距離から見るPCとしての利用を、ノートPCの小さな画面で両立することは無理がある、ということでしょう。

その一方、ONKYO製のスピーカーは、ノートPCにしては非常に良好で、一応音楽を聴くに耐えうるレベルです。17.3インチというノートとしては大きめの筐体のおかげで十分な空間を確保でき、音質に貢献しているようです。さすがにデスクトップPCのしっかりした外付けスピーカーにはかないませんが、ノートPCとしては、私が購入してきた中では規格外と言っていいほどとびぬけて高音質です。

速度的にはもちろん快適で、Windowsやソフトの起動も軽快です。PCIeSSDのおかげか、「休止状態」がほとんど「スリープ」と区別できない早さで実行・復帰できます。CPUも、第9世代Core i7でも、末尾の「H」はノート用の中では最高速タイプです(デスクトップ用には劣ります)。

ただ、高速CPUのうえ、発熱の大きいPCIeSSDを搭載していることから、通常よりも大きめの冷却ファンを搭載しているにもかかわらず、ファンの音が大きめです。これがせっかくの高音質を邪魔することになっているのが残念です。

あと、PT110Eでも購入から4年を経過すると、Cドライブのサイズが500GBでは不足しました。今回も500GBではいずれ不足するでしょう。BTOのメニューで最大容量が500GBだったので仕方がありませんが、しばらくしたら1TBなどに容量アップすることになりそうです。PCIeなのでSATAのSSDほど手軽な交換とはいきませんが、裏蓋を外せばアクセスは良いようなので、メモリの交換と同じ感覚でできそうです。

それから、これは好き嫌いの問題ですが、キータッチが軽すぎます。キーが重いと長文入力に向かず、軽いほうが疲れませんが、タイプした感覚ではもう少しクリック感が欲しいと思いました。

ノートPCなので、デスクトップに比べてどうしても弱いのが拡張性です。USBの数が、2.0が1つ、3.0が2つ、3.1Gen2のタイプCが1つです。メインPCとしてはいまいち心細い数ですが、ただ電源供給量の大きいタイプCがGen2対応なので、ハブを使えばバスパワーで複数の機器を動かせるでしょう。

メーカーとしては「自慢の美麗液晶」がかえってアダになっている部分が最大の問題点ですが、高性能のCPUと大容量のメモリ、高速タイプのSSDの組み合わせは性能面では言うことがありません。グラフィックがCPU内蔵でも、やってみたらそこそこ動画編集にも耐えるようです。私のやる動画編集の範囲は「切る・つなぐ・変換する」が全てで、一から作成することはないので、これだけあれば十分でしょう。

まだ使い始めたばかりなので詳しいことはわかりませんが…使用目標期間は5年。次の買い換えは、早くても2024年後半にしたいものです。

昔は、性能や機能がどんどん発展していたので、いくら高額で高性能なマシンを買っても長く使えませんでした。そこで、安いマシンを短いサイクルで買い換えるほうが正解でした。でも今はそんなに早くは変わりません。3年というメインマシン買い換え期限をのばして、その代わりに高級品を買いたいと思っています。

~「8の次」待ち、高性能を志向したボード型PC~

Windows8(8.1含む)の操作感にどうしても違和感があって避けたかったことや、「8の次」がいつ出るか分からないこと…。さらに、PC-LL750/FS6Bの縦方向の画面の狭さに不便を感じていたことから、八代目メインマシンは、Windows7で、長く使える高性能を有すること、画面が広いことが条件になりました。

六代目、七代目と、続けて「高性能・低価格の両立」を目指してきましたが、八代目は値段が少々高くても高性能であることを優先しました。こうして選んだのが、EPSON DIRECTのEndeavor PT110Eでした。
PT110E
※↑↑PT110Eに付属のPS/2キーボード・マウスに代えて別売りの無線キーボードとトラックボールを接続。自立スタンドを付けているので、画面を右90度回転させて縦長画面にもできる。

これは、「ボード型」とか「一体型」と呼ばれる形状で、省スペースタイプのデスクトップPCです。メインにかぎらず、あらゆる用途のPCで、デスクトップ型を購入したのは、2001年購入の四代目メインマシン、SONY PCV-RX52以来じつに13年半ぶりのことでした。

画面は21.5インチの横1920×縦1080ドット、いわゆるフルハイビジョンです。解像度も画面サイズも過去最大ですが、それでも極力設置スペースを節約するために一体型を選びました。さらにこの画面を右90度回転させて縦横を入れ替える(ピボット機能)ことができるスタンドも購入しました。結果的にピボット機能はあまり使いませんでしたが。

CPUはCore i7 4712MQ(標準2.3GHz、最大3.3GHz)の4コア8スレッドです。デスクトップPCですが省スペースのため、CPUはノート用を搭載しています。さらに面白いことに、デスクトップなのにバッテリーも搭載しました。数十分程度しかもちませんが、もちろん電源がないところに持ち歩くわけがなく、停電用の非常電源です。実際、近くに落雷したときに役立ちました。

エプソンダイレクトでBTOすると、他はそうでもないのになぜかストレージが非常に高価です。のちのち交換を見越して、Cドライブには小さめの256GBのSSD、Dドライブに500GBのHDDを搭載しました。
値段は、22万8000円。先代が10万円未満、先々代も13万円台だったのに対して、はるかに高価になっています。

先代で画面の狭さが最大の問題だっただけに、フルハイビジョンの広さに大満足でした。CPUも非常に満足です。デスクトップPC用に比べると同じCore i7でもノート用は速さに劣りますが、型番の末尾に「U」のつく超低電圧版だけは避けていたので、先代の「MQ」タイプにしても今回の「QM」タイプにしても十分高性能です。MQもQMも、たぶんQは「クアッドコア」、Mは「モバイル」の意味でしょう。

ただ、長く使うにつれ、予想どおりCドライブのSSD容量が不足してきました。そこでのちに500GBに、2019年には960GBのSSDに交換して大容量化します。また、先代に比べてグレードアップしていないのがメモリの容量でした。先代を使っていたとき、8GBでまったく不便を感じなかったからですが、今度はときどき使用率が90%になるなど、容量に限界を感じることがありました。使い道が同じなのにこうなったのは、画面の解像度が格段に上がったせいでメインメモリからビデオメモリに割かれる領域が増えたのかもしれません。

また、液晶画面のサイズが大きくなって視認性は向上しましたが、発色や視野角からして、性能的には「安いタイプの液晶」だと感じました。もっとも、大きいので視野角はまったく問題になりません。


さて、待ちに待った「8の次」ですが、Windows10は、個人的には「8以上7未満」の出来という感覚でした。そこでこのマシンをWindows7のサポート切れまで使い続けることとし、十分にその任を果たしましたが、いずれWindows10のマシンに買い換えることになるのは分かっていました。

そこで、とりあえずWindows10の操作に慣れるために「練習用」として、2017年に1台購入しました。東芝のdynabook Satellite B45/Bです。
dynabook_B45B正面
※↑↑dynabook Satellite B45/B。ビジネスモデルらしく非常に単純なデザイン。
dynabook_B45B上面
※↑↑天板の「TOSHIBA」ロゴは控えめになり、ヘアライン加工も施されて、飾り気こそないが昔のマシンよりもはるかにデザインセンスが向上している。向上しているというよりやっと普通になったというべきか。

Windows10マシンを必要になってから買うのではなく、わざわざ練習用に購入したのは、職場のPCがWindows10マシンに入れ換えられるからでした。初めて使う10マシンが職場のPCだと、不慣れで仕事効率がダウンしてしまいます。また、私はPCに関して職場では誰かに聞くよりも聞かれる立場で、他人の設定も手伝わなければいけないので、あらかじめ基本操作に慣れておく必要がありました。
実は、初めてのWindows7マシンとなったONKYOのC205A3を購入したタイミングも、職場のPCがWindowsXPから7に切り替わる前を狙っています。

そういう目的なので、性能的には軽いマシンで構いませんでした。CPUはCeleron Dual-Core 3855Uで、メインメモリは4GBです。ストレージも、SSDにこだわる私が500GBのHDDを選択しました。値段は約4万円。激安ではありませんが、かなり安いマシンです。

Celeronのうえに超低電圧版の「U」ですから、CPUの性能は推して知るべしという感じですが、ネット閲覧などの軽い使い道なら特に不便はありません。これでWindows10の基本操作や設定の仕方などをあるていど学習しておいたので、職場のPCが新しくなったときもすぐに自分好みの設定に調整することができ、普段の操作にも迷いませんでした。
…と、この瞬間にdynabook Satellite B45/Bの役目は早くも終わってしまったわけですが、せっかく買ったのだからサブ用途の使い道を探ろうと思っています。やや軽めなので使い道候補としてはレノボのIdeaPad G475の後継としてのセミモバイル用途ですが、やはり15.6インチノートは持ち運びに向きません。

他には今のところ、高性能を必要としない軽いソフトのインストールや、かつてのPC STATION M250Aのように「雑に使えるマシン」として、新メインマシンの負担(ドライブ領域やレジストリなど)を分散させるくらいしか思いつきません。

メインマシンのEndeavor PT110Eは現在も全く問題なく稼働しており、Windows7のサポート終了がなければまだ買い換えなかったでしょう。それならこのままWindows10に中身だけアップグレードする方法もなきにしもあらずでしたが、すでにメインマシンとして5年近く使っていて、私のPCでは「メインマシンの座の最長記録」を更新していました。長く使うという目的は十分に達成してくれました。

そういうわけで、Windows7のサポート終了を前に、Windows10の新メインPC購入を決定しました。

新型コロナ対策で、安倍総理が全国一斉休校を決めました。
休校を強制するわけではないので、自治体によっては、休校開始日をずらしたり、休校しなかったりもあるようですが、基本的には「全国一斉休校」です。

ただし、保育園は対象外。このことに疑問を持っている人がたくさんいます。
なぜそんなことになるのか、私なりに理由を考えてみました。
(※記事中では「保育園」と書きますが、正しくは「保育所」です)


ネットを見ていると、「なぜ保育園は開くのか」と、当の保育士さん方も疑問を持っている方が見受けられます。
学校は文部科学省の所管で、保育園は厚生労働省の所管。…とはいえ、タテ割り行政でも、総理大臣はどっちも含めた全体のトップだから、「総理の決断」ならその気になれば両方休みにできるはず。
子どもの集団感染を防ぐという目的なら、学校も保育園も状況は変わらないはず…です。

なぜ保育園だけ?

それは「そもそも保育園とは何か」を考えると、答えが出てきます。

保育園は「児童福祉施設」です。いやそんな種別は関係ないだろ、と思うかもしれませんが、この意味は大きい。なぜなら、保育園はもともと「保育に欠ける児童」を預かる施設だからです。
幼稚園との違いは、幼稚園は学校(義務教育じゃない)です。幼稚園は、親が幼児教育を受けさせたいときに子どもを入園させます。だから、延長はあるにせよ本来は半日保育だし、夏休みや冬休み、春休みがあります。保育に欠けていない子どもが入る学校だからです。

でも保育園は保育に欠ける子どもの施設です。「保育に欠ける」とはどういうことか…というと、基本的には、共働き家庭であったり、ひとり親家庭であったりして、親が昼間家にいることができないので、その間子どもを預けるわけです。

ですので、このコロナ問題で親が仕事を休めるようになった場合、保育に欠けなくなるわけですから、子どもを保育園に預ける必要がなくなります。でも、多くの親はそうはいきません。

もしも保育園を一斉に閉めてしまったら、赤ちゃんや幼児が朝から夕方まで独り、という事態が発生します。

また、保育園の役割には別の側面もあります。

「児童養護施設」というものがあります。これは、虐待や保護者の病気その他もろもろの事情で、子どもを育てる大人が誰もいない(あるいは不適切な)場合に、子どもがそこで暮らすための施設です。これは入所施設ですから、子どもは完全にそこで暮らしています。

児童養護施設を閉めることができないのは、分かりやすいでしょう。閉めたら、子どもは「家」をなくしてしまいます。閉められるわけがありません。

保育園はそれと違って通所施設ですから、子どもの「家」は自宅がちゃんとあります。しかし、保育園には、「児童養護施設の通所バージョン」的な使われ方もあります。

最近よく聞く言葉に「待機児童」というものがあります。保育園に入れようとしても、満員で入れずに順番待ち状態になったり、門前払いになったりする子どものことです。その子たちは、「保育に欠ける」という保育園に入る条件は満たしているのに、人数的な問題で入れない状態にあります。

保育に欠けているのに保育園に入れないのだから、深刻な事態です。だから大きな社会問題になっています。

では、保育園に入れる子と入れない子、その差はどこから来るのでしょうか。「保育に欠ける」と一言に言っても、家庭状況はさまざまですから、欠けている程度の違いがあります。誰を入れて誰を入れないかを決めているのは市町村です。市町村は、家庭状況を調査して、どれくらい保育に欠けているかを点数化して、その点数の高い順に優先順位をつけて保育園に入れています。

つまり、特に待機児童の多い地域では、「それでも保育園に入れた子」というのは、それだけ激しく切羽詰まって保育に欠けている状態といえます。

保育園の中には、「夜間保育園」というものがあります。

大体、普通の保育園は、延長保育を利用しても最大で朝の7時半から夜の7時半までとか、それくらいの時間が限度です。ところが「夜間保育園」は、夜10時以降まで子どもを預かっています。私の知っている例では午前2時まで預かります。もし、朝の7時半から夜中の2時までフルで子どもを預けていたら、限りなくそこに住んでいる状態に近くなります。

また、保育園には虐待を受けていた子も多数入っています。
児童養護施設のように、完全に保護者から切り離してそこに住み込む必要まではないものの、相当な時間は家庭から離しておかなければ安全が保てない状態にある子で、最優先レベルで保育園に入る子です。

保育園を全国一斉休園させたらどうなるでしょうか。

コロナウィルス以前に、多くの子どもが生命の危険に晒される可能性があります。
ひとつの保育園が休園するとかなら、別の保育園に分散させてフォローする方法も考えられます。でも、保育園の全国一斉休園はどう考えても不可能なのです。


今回、もうひとつ閉めないものに、学童保育があります。

保育園は、小学校入学前の子どもが対象です。では、上のような事情でどうしても保護者が昼間育てられない状況にある子は、保育園を卒園してしまったらどうなるのでしょうか。その受け皿になり得るのが学童保育です。

ただ、学童の場合は市町村が優先順位をつけて入所決定するわけではないので、受け皿となることはできても、そのまま「小学生用の保育園」というわけではありません。
保育園の代わりを完全に果たせるような小学生用の施設は無いのが現状です。

それでも、学童保育は、特に授業が早く終わる低学年の子どもを、放課後預かる場所として、保育園と共通する機能を持っています。小学校は義務教育なのでどんな家庭の子も(病気や不登校の場合はともかく)全員来る前提ですが、学童保育は需要のある子だけが来ます。その中には、保育園で優先順位の高かった子も当然含まれています。

それを考えると、学童保育を全国一斉閉鎖するのも、一部の子にはそれ自体がコロナウィルスよりも危険な状況を産んでしまいます。

単純化して言えば、一斉休校は「教育をストップする」ことであり、保育園や学童の休園は「生活をストップする」ことです。実際には休校したら教育と一緒に生活もストップしてしまうので、そのバックアップとして、学童保育はストップできないということになります。


コロナウィルスの集団感染を防ぐためには、何もかも閉めてしまうのが一番なのは当然ですが…。保育園や学童保育を全部閉めてしまうことは、それ自体が子どもの生命をおびやかす、という判断があったのでしょう。

もちろん、小中高を一斉休校させるだけでも、社会的に大きな混乱を産みます。

コロナウィルスと、それ以外の要因とを、どの程度に評価してどれくらいの処置をするのかは最終的には政治判断です。ウィルスの危険性の判断は医学的問題ですが、医学と教育と福祉とその他の問題まで含めて、どこまでの処置をとるのが最善かを判断できる「専門家」はいないので、最終的には総責任者が政治判断をするしかありません。

今回のレベルの処置が正しいのかどうかは、結果を見て検証するまでは誰にも分からないでしょう。

~高性能とコストパフォーマンスを両立したWin7マシン~

FMV-BIBLO NF/A70Nは、やや動作不安定ながらもメインマシンの役割を4年果たしました。そうして今度こそ動作が不安定化した時に、七代目のメインマシンを購入しました。すでにWindows7の時代で、世間でもWin7は好評でした。
買ったのはNEC LaVie L PC-LL750/FS6Bです。五代目と六代目のメインマシンはともにネットでBTOしましたが、これは久々の店頭購入マシンでした。前回の最後に紹介した「最後のWindowsXPマシン」、東芝dynabook Satellite L35を購入してわずか2週間後でしたが、型落ちして品切れ寸前を狙ったのでこのタイミングでの購入となりました。
LaVie LL750FS6B
※↑↑PC-LL750/FS6B。アイソレーションキーボードが打ちやすい。第二世代Core i7に8GBメモリ、750GBのHDD、拡張性はUSB3.0搭載など充実。これで10万円を切った。

CPUはCore i7 2670QM(標準2.2GHz、最大3.1GHz)で、メインメモリは8GBです。型落ちと言っても、新製品はCPUのクロックがほんのわずか上がっただけで、内容はほとんど変わっていませんでした。なのに型落ちということで値段が下がっていて9万3000円で、先代メインマシンを超える最高の「高性能・お買い得」を実現しました。
私の購入した中で、メインマシンとしては最安値です。

ただ、この時はすでに液晶のバックライトが完全にLEDになっていたので、蛍光灯製品よりも薄型軽量でバッテリ消費が少ない代わりに色の美しさはかなりダウンしています。目の疲れも激しくなっていました。LEDは「補色関係」にある青色と黄色を混ぜて白色を作っていて、さらに点光源であるため、蛍光灯よりも目が疲れます。それに色具合も、技術的に蛍光灯ほど長い歴史の中で完成された白色ではないので、白ではあっても太陽光に近い色具合ではありません。

一方で、ボディーには高級感がありアイソレーションキーボードも打ちやすく、肝心の性能も十分でした。難点を言えばやはり画面になり、横1366×縦768ドットの16:9画面で、縦方向に狭いことです。先代のBIBLO NF/A70Nは1280×800の16:10画面でした。縦方向はわずか32ドット差ですが、意外と大きく感じました。
そこで、タスクバーのサイズを縮めましたがそれでも足りず、結局、横幅が余っていることを利用して、タスクバーをWindows8のチャームのように右に配置するという変則的な画面にしました。


メインマシンが整備されると、次はモバイルです。前回紹介したONKYO C205A3が、性能を度外視しすぎたせいでネット閲覧にすら不便があったので、今度は「最低限の性能を持つ、安くて軽量なネットブック」を目標にしました。そうして購入したのが、lenovo IdeaPad S110 206925Jでした。レノボはとにかく安かったんですよね。
S110a
※↑↑IdeaPad S110。G475をそのまま縮めたようなデザイン。ネットブックにしては十分に打ちやすいキーボードを備え、性能も必要最低限はあった。私のPC史上最安マシンだが大活躍した。

CPUはAtom N2600(1.60GHz)で、Atomながらデュアルコアです。メモリは最低限の1GB。ストレージはSSDではなくHDDの320GBで、容量は十分、動作も起動に少し時間がかかる程度で、一度起動してしまえば気になるほど重くありませんでした。値段は2万2000円という超格安ぶりで、重量は1.1kgと、C205A3の960gよりやや重くなりました。バッテリ部分が分厚いことや、電源コードが極太で重いことを加えれば、モバイル性はやや落ちています。

性能は決して褒められたものではありませんが、使える範囲内だし、値段とサイズ(10.1インチ画面)を考えるとキーボードの打ちやすさが何より秀逸でした。
ただ、タッチパッドの右端をなぞって画面をスクロールしようとしたり、カーソルを動かすためにパッドに触れたのさえ、タップと誤認識されてしまいました。これには困って、コントロールパネルでパッドのタップ機能を停止しました。パッドを使う時には左ボタンのクリックでなくタップで選択する習慣だった私には、ちょっと痛い問題でした。

しかし、快適とは言えなくとも使える内容で2万2000円ですから文句は全くありません。思いっきり持ち歩きました。モバイルマシンは、価格、性能、機能、使い心地、持ち運びやすさのどこかで必ず我慢しなければならない部分が出てくるわけで、このマシンは総合的に最も我慢の少なくて済むマシンでした。使える範囲であれば多少のことは「安いから」で許せますし。
このマシンを使わなくなったのは、私が仕事で宿泊出張しなくなったのでこれほどのモバイル性が必要なくなったからです。かわりに、お蔵入りしていた14インチ画面のIdeaPad G475を、セミモバイル的に使うようになりました。


メインマシンのPC-LL750/FS6Bは、動作は安定していたものの、購入からわずか1年で急激に動きが重くなってきました。まさかもう買い換えるつもりはないので、内蔵されていたHDDをSSDに交換しました。すると見違えるように高速化し、それ以後の私は次々と手持ちのマシンをSSD化します。ただ、lenovoのIdeaPad S110は安さが魅力なのでSSDにお金をかけたくなかったこと、IdeaPad G475は原因不明ですがSSDをBIOSが認識できなかったことで、HDDのままです。

PC-LL750/FS6Bは性能十分、動作も安定して、SSDで高速化もできましたが、やはり縦768ドットが狭く感じました。Core i7マシンとはいえ高い買い物ではなかったので、それほど執着はありません。そこで、メインマシンの目安としている3年をめどに買い換えることにしました。
3年使ったことに加えて、Windows8を避けて通りたかったので、Windows7製品にあるていど広い選択肢があるうちに買い換えを実行したい、と思いました。

そのころはWindows10の話はまだ出ていませんでしたが、「8の次」に期待を寄せて、Windows7にこだわって購入したのが、2015年初頭でした。

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